元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

日々の所感を日記のつもりで記録

日々のドラッカー 7月2日 現実的なビジネス戦略を!

2015-07-02 21:18:16 | マネージメント
日々のドラッカー 7月2日 現実的なビジネス戦略を!

ビジネス戦略は、市場環境、社内のコンピテンス、プロダクトポートフォリオなどを見て現実的に対応しようと提言するドラッカーは、やはりもうこのビジネスの目標管理辺りは時代遅れかも?
もしくは十分に競争優位の状態にある優良企業のみに当てはまるのかもしれない。
この反対にあるのがナポレオン・ヒルの名著「Think and Grow Rich」(思考は現実化する)。この本は、まずはDesireが必須であると。願うこと、思う事、信じる事、朝晩紙に書いた目標を読んで頭に叩きこむ事。その思いをタスク化、スケジュール化して、とりあえず勝算がなくてもタスクを実行していく事。
なにぶん古い本だから事例として出てくるのはFordやエジソンだが、この時代にドラッカーの言うようなきっちりとしたマネージメントが確立されていたわけでもなく、どちらかと言うと一人の天才の強い思いがビジネスを大きくした。
アップルやGoogleのように天才を集めて十分に好きな様に働かせてあげる事が、今求められるマネージメントである。

河鍋暁斎展@三菱一号館美術館に行って来ました。

2015-07-02 19:16:43 | 芸術(美術展・映画・コンサートなど)
河鍋暁斎展@三菱一号館美術館に行って来ました。

フェルメールの筆の繊細さや高度な緻密さの遥かに上を行く天才暁斎って感じです。今まで絵画を観ても自分で描いてみたいと思った事は、一度もない。今回彼の絵日記を見て、初めて自分でも描いてみたいと思った。現在の上野にある国立博物館を設計して近代日本建築の父と呼ばれるコンドルが彼に弟子入りして絵画を習った気持ちが良くわかった。

「オープンイノベーションフォーラム」By早稲田大学IT戦略研究所

2015-07-02 18:03:14 | ITマネージメント
「オープンイノベーションフォーラム」By早稲田大学IT戦略研究所に参加。忘れないうちにメモ。
一ツ橋大学の米倉誠一郎教授の講演は素晴らしい、とてもためになりました。
続いて事例紹介があり、外資系中心に結構実行している事に驚き。本当に日本のメディアは何も重要な事は伝えない事に改めて感じる。

目的は、まずは
・社内プロダクトのポートフォリオの棚卸
・そに中で何をオープンソースを使用してスピード感を持って商品を世に中に出すか?
・スピードが一番大切。
・決め手はコスト。内部開発vs外部の利用
・新規テーマ、新規製品開発のスピードが桁違いに早くなる。しかも思ってもいなかった技術が取り込める

現状は、
・日本にはもう最新の情報入ってこない。素材であればサムソン、ソフトやアイディアであればGoogleに、提案や話が行ってしまう。
・国内の最新技術もしかり、海外へ先に行ってしまう。ますます日本企業の製品開発のサイクリは遅くなっている。
・現状付き合っている範囲では限界。
・経験の乏しい日本企業は懐疑的、逆に技術や知識が取られてしまうと考えている
・組織化、プロジェクト化しても経験が無いので、全て自前でやろうとする傾向が強い

オープンイノベーションの成功事例
・GE、オランダのフィリッピス、P&G(数年前からやっていたのは知っていた)、日本企業では、東レ、味の素、大阪ガスなど
・ナレッジコミュニティの存在が必須
・自分もコントリビューターにならないと情報は取れない

やり方
・トップのコミットメントがとても大事
・最初はコンサルティング会社を使って、彼らのノウハウを活用する
・文化の違いが大きいので、最初は疲れる。手間暇かかる
・使いのサプライヤーとは違い、プロトタイプ開発にもコストがかかるので、その部分も予算化する
・プロダクトのポートフォリオ作成に時間をかけず、まずはあればいい程度の製品から始める