山手線のシロクマの様に大きなお姉さん

山手線にシロクマの様に大きなお姉さんが立ったまま居眠りしていて、時々ピクッと身体が動いたり、膝がガクンとなったり。その度に前に座ってスマホのゲームに夢中の女子高生を除いて、周りの人たちは皆引きつった顔で恐怖におののく。
途中駅で超満員になり、そのシロクマのように大きなお姉さんも目が覚めて、周りの人たちは私も含めてひと安心してそのお姉さんに寄りかかっていたら、また居眠りを始めた。
そして左の膝がガクンとした瞬間、左側にいた人たちは、皆ドドドっと崩れていった様は壮観であった。