元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

日々の所感を日記のつもりで記録

南禅寺の金地院は最高でした。 長谷川等伯の伯筆「猿猴捉月図」

2016-03-25 22:50:03 | 旅行
南禅寺の金地院は最高でした。
長谷川等伯の伯筆「猿猴捉月図」、小堀遠州の鶴と亀の庭と「八窓席茶室」など、本当に感動ものです。

猿が左手で取ろうとしているのは池に写った月、右手が握っているのは細い枝。実態のない物に夢中になると身を滅ぼすと言う中国の教えを描いたものだと。


茶室は徳川家光を迎える為に小堀遠州がデザインして作ったもの。茶室を見て初めて感動!

庭はいろいろな仕掛けがあって奥が深すぎる。さすが小堀遠州である。

銀閣寺の春の特別拝観。足利義政の書院に入れた

2016-03-25 21:59:14 | 旅行
銀閣寺の春の特別拝観。

足利義政の書院、あの歴史の教科書にも出てくる書院造りの四畳半。隠居したとはいえ最高権力者だった男が晩年は、たった四畳半の書院で勉学していたとは。
そして、その同じ部屋に入れた喜び、ここでどんな生活をしていたのか?想像が尽きない。

次に本堂の襖絵に描いてある与謝蕪村の飲中八仙図。酔っ払った仙人が弟子におんぶしてもらったり、身体を支えてもらったりと、とても楽しい。そして何より与謝蕪村の絵をたった30cmの距離から見れる喜び。

俵屋宗達の杉戸絵と襖絵が素晴らしい@養源院。 白像図の像さんは、とても悲しそう。

2016-03-25 16:08:08 | 旅行
俵屋宗達の杉戸絵と襖絵が素晴らしい@養源院。
白像図の像さんは、とても悲しそう。それもそのはず天井は、慶長5年(1600年)8月1日に伏見城で自刃した徳川家の家臣の血が沁みてる床を、そのまま移した血天井。自刃した武士の姿が今でも確認できる。

俵屋宗達も長谷川等伯も狩野派も、みんな素晴らしい!