スピノザ「エチカ」第四部 定理3*「人間が自分の存在を継続しようとする力には限界があり、同時にその力は外部の原因の力によって無限に凌駕されている。*
人間は一人では生きていかれない社会的生き物である。個人では、どうすることも出来ない運命的、宿命的、必然的、偶然的なありとあらゆる外部の力に、備えないといけない。その為にこそ、社会保障が必須である。
特に現代のように医学が発達した時代では、なかなか死ぬこともできないのである。昔なら、老衰でとっくに死んでいたかもしれないが、点滴や胃ろうで延命したり、癌になっても手術や科学的療法で完治出来る。それは、それで嬉しいことであり、なおさら一人ではで生きて行くのは難しい。
特に、グローバル化の進展で格差が異常に膨らみ、生まれた環境で一生が決まってしまうような現代では、弱い者は、ますます強い者に凌駕されてしまう。
*の引用元は、スピノザ著「エチカ」中公クラッシクス、工藤喜作&斎藤博訳
人間は一人では生きていかれない社会的生き物である。個人では、どうすることも出来ない運命的、宿命的、必然的、偶然的なありとあらゆる外部の力に、備えないといけない。その為にこそ、社会保障が必須である。
特に現代のように医学が発達した時代では、なかなか死ぬこともできないのである。昔なら、老衰でとっくに死んでいたかもしれないが、点滴や胃ろうで延命したり、癌になっても手術や科学的療法で完治出来る。それは、それで嬉しいことであり、なおさら一人ではで生きて行くのは難しい。
特に、グローバル化の進展で格差が異常に膨らみ、生まれた環境で一生が決まってしまうような現代では、弱い者は、ますます強い者に凌駕されてしまう。
*の引用元は、スピノザ著「エチカ」中公クラッシクス、工藤喜作&斎藤博訳