若尾政希著「百姓一揆」岩波書店 読了
「一揆は体制を変えることではなく仁政を求めた。仁政が回復すれば一揆は収まった。領主も百姓の生存権を保障することを自覚していた。」
百姓一揆は階級闘争かと思っていた部分があったが、江戸時代の日本で、既に一種の社会契約論が実施されていたとは驚きである。
それが現代では一日八時間働いても、憲法で保障された最低限の文化的な生活が出来ない仁政の無い社会に落ちぶれてしまった。
「一揆は体制を変えることではなく仁政を求めた。仁政が回復すれば一揆は収まった。領主も百姓の生存権を保障することを自覚していた。」
百姓一揆は階級闘争かと思っていた部分があったが、江戸時代の日本で、既に一種の社会契約論が実施されていたとは驚きである。
それが現代では一日八時間働いても、憲法で保障された最低限の文化的な生活が出来ない仁政の無い社会に落ちぶれてしまった。
