今日のジャズは、アート・ペッパーを聴いている。アルバムは「Art Pepper Meets The Rhythm Section」。昨日立ち寄った現存する最古のジャズ喫茶「CHIGUSA(ちぐさ)」で、

私がリクエストしたスタン・ゲッツの「Jazz Samba」の次にかかっていたアルバムだ。サックスの音色はトランペットより激しくないから好きである。耳に突き刺さることもなく、私にとっては心地よい。隣の常連のお爺さんのリクエストである。彼は膝でリズムを取りながら聴いていた。私も足の先でリズムを取って聴いた。その瞬間、心が通じた。「いいねぇ、アート・ペッパー」、「若いの、わかるかい」(私は65歳だが、ここの常連ではとても若い方だ)、「わかりますよ。サックス好きです。このリズムがいいでねぇ」さっきまでジャズサンバのリズムだったが。あまり好きではないようで。