元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

日々の所感を日記のつもりで記録

速水御舟の全貌展@山種美術館。 「菊花図」はゴッホの「ひまわり」より圧倒的な立体感がありました。日本画材を使って、ゴッホのように絵の具をこんもりと盛るわけでもないのに

2016-11-26 09:15:07 | 芸術(美術展・映画・コンサートなど)
速水御舟の全貌展@山種美術館。

「炎舞」は、もちろん素晴らしい。炎を昔ながらの画法を使っているので何故か?落語の「火焔太鼓」を思い出してしまったが、

「名樹散椿」の金箔の美しさ、一つの翳りもなく金色に輝くバックの屏風。それは「撒きつぶし」金箔を貼るのではなく、細かく粉にして、それを撒いて金地にする技だからだそうで。原色で曇りなくはっきり描くのは、アンリルソーを思い起こさせました。

「菊花図」はゴッホの「ひまわり」より圧倒的な立体感がありました。日本画材を使って、ゴッホのように絵の具をこんもりと盛るわけでもないのに

ここだ日本で哲学が難しい理由は、もともと思想が無い日本に、明治維新後西洋を学ぶのに、理解不能の日本語訳を付けたから、ますますわからない。

2016-11-19 09:42:54 | つぶやき
「ドイツ語で執筆するのは、日常的な言葉が哲学で使う単語と一致することが多いので、日常的なことを言いながら、哲学的なことを語ることができる」

ここだ日本で哲学が難しい理由は、もともと思想が無い日本に、明治維新後西洋を学ぶのに、理解不能の日本語訳を付けたから、ますますわからない。

NHKニュース
ドイツ クライスト賞に芥川賞作家の多和田葉子さん

ドイツで最も権威がある文学賞の1つ、クライスト賞に、芥川賞作家でドイツ語でも多くの作品を発表してきた多和田葉子さんが選ばれました。

また、ドイツ語で執筆する魅力について、「日常的な言葉が哲学で使う単語と一致することが多いので、日常的なことを言いながら、哲学的なことを語ることができる」と述べました。


有馬頼底「室町ルネッサンス 日本の美意識が完成された時代」@Amazonオーディブル聴了。

2016-11-18 07:14:42 | 読書
有馬頼底「室町ルネッサンス 日本の美意識が完成された時代」聴了。

猿楽から能に進化し、観阿弥世阿弥と彼ら親子を保護した足利義満の北山文化。

禅宗、四畳半の書院造り、山水画、茶道などの花が開いた足利義政の東山文化。

日本独自の文化は、この室町時代に始まり、それが受け継がれている。受け継がれているのは素晴らしいから。

今年もいろいろ世界の芸術と文化を勉強してきたが、日本の芸術と文化は、やっぱり素晴らしい。と言う結論に至ったのは、侘び寂びに花鳥風月、どれも自然と共にある文化だからかな。


夏目漱石の随筆集「自転車日記」「倫敦消息」@Amazonオーディブル聴了。 漱石が後年になって倫敦留学時代の思い出を綴った随筆。

2016-11-17 21:07:22 | 読書
夏目漱石の随筆集「自転車日記」「倫敦消息」@Amazonオーディブル聴了。
漱石が後年になって倫敦留学時代の思い出を綴った随筆。

自転車日記
倫敦の自転車専用道路での練習の話しとか、教授の娘に遠くウインブルドンまで遠出しようかと誘われた話しとか、留学中は部屋に閉じこもっていて、精神を病んだと言った通説とは全然違って、行動的な漱石。

倫敦消息
下宿屋の主人夫妻と家内の妹達との日常生活の話しや、でしゃばり婆さんが英語を教えてくれるが漱石の方が、英語の読み書きは出来てしまう話しとか、少ない官費留学費用で本ばかり買って、普段の生活はとても質素であった話しなど。
これまた結構漱石は、早く帰りたいと言いながら、倫敦生活を楽しんでいたのでは思うような。


五代目柳家小さんの落語だって酔っ払いばかりだと誰のセリフだが、人物がわからない時があるんだから 。(音声だけだからかも知れないけれど)

2016-11-17 20:59:22 | 読書
五代目柳家小さんの落語だって酔っ払いばかりだと誰のセリフだが、人物がわからない時があるんだから 。(音声だけだからかも知れないけれど)