台風が通り過ぎた後は、空気が爽やかになってきた。
秋の空気を感じたくて、自転車で会社に行った。朝は時間に余裕がないので、一生懸命走って行ったが、帰りはぶらぶらしながら帰ってきた。キョロキョロしながら、面白いものが見つかると、立ち止まったり、引き返したりとぶらぶらした。挙動不審オヤジだ。
歩くよりは高い視点で、バイクよりはゆっくりと走る自転車からは、いろいろなものが見える。台風が残していった爪あともあちこちに見える。折れ曲がった看板、めくれ上がったシャッター、割れたガラス、そして歩道には小枝や葉っぱが散乱していた。
お得な情報も見つけた。ミスタードーナツの全品105円均一という小さな張り紙を見つけて、得した気分でドーナツをたくさん買った。
小学生のころ、目を瞑ったままでどれくらい自転車に乗れるかを競っていたことを思い出した。友達と10数える間、目を瞑ることを競ったが、友達は物すごい勢いで9秒まで数えて「もうだめや!」と目をあけてしまう。私は「弱虫やな!」と友達にいって、数字をゆっくりと数えながら走った。「10!」と数えて得意になって目をあけると目の前には電柱があった。電柱に激突して自転車の前のタイヤがこわれ、頭にこぶができた。泣きながら家に帰った。それ以来目を瞑って自転車に乗ることはない。
自転車といえば中国が頭にうかぶ。北京の天安門広場前を大量の自転車が行き交う光景だ。でも、こんな光景は北京や上海といった大都市ではもう見られないそうだ。上海には日本でまだ走っていない、時速480kmのリニアモーターカーも走っている。
でも、リニアモーターカーには、ちっとも乗りたいとは思わない、道じゅうに溢れる自転車の流れの中を一緒に走ってみたい。きっと中国を身体で感じられると思う。
でも曲がりたい時はどうするのだろうとも考えてしまった。自分の意志で曲がれるのだろうか、意志の弱い人は流れに任せるしかないのだろうか。
自転車に乗っている時は、頭の中にいろんのことがうかんでくる。今日、決めたことを思い出した。「やるかやらないか半々で迷ったときにはやることにする」という信念で最後に決めた。
秋の空気を感じたくて、自転車で会社に行った。朝は時間に余裕がないので、一生懸命走って行ったが、帰りはぶらぶらしながら帰ってきた。キョロキョロしながら、面白いものが見つかると、立ち止まったり、引き返したりとぶらぶらした。挙動不審オヤジだ。
歩くよりは高い視点で、バイクよりはゆっくりと走る自転車からは、いろいろなものが見える。台風が残していった爪あともあちこちに見える。折れ曲がった看板、めくれ上がったシャッター、割れたガラス、そして歩道には小枝や葉っぱが散乱していた。
お得な情報も見つけた。ミスタードーナツの全品105円均一という小さな張り紙を見つけて、得した気分でドーナツをたくさん買った。
小学生のころ、目を瞑ったままでどれくらい自転車に乗れるかを競っていたことを思い出した。友達と10数える間、目を瞑ることを競ったが、友達は物すごい勢いで9秒まで数えて「もうだめや!」と目をあけてしまう。私は「弱虫やな!」と友達にいって、数字をゆっくりと数えながら走った。「10!」と数えて得意になって目をあけると目の前には電柱があった。電柱に激突して自転車の前のタイヤがこわれ、頭にこぶができた。泣きながら家に帰った。それ以来目を瞑って自転車に乗ることはない。
自転車といえば中国が頭にうかぶ。北京の天安門広場前を大量の自転車が行き交う光景だ。でも、こんな光景は北京や上海といった大都市ではもう見られないそうだ。上海には日本でまだ走っていない、時速480kmのリニアモーターカーも走っている。
でも、リニアモーターカーには、ちっとも乗りたいとは思わない、道じゅうに溢れる自転車の流れの中を一緒に走ってみたい。きっと中国を身体で感じられると思う。
でも曲がりたい時はどうするのだろうとも考えてしまった。自分の意志で曲がれるのだろうか、意志の弱い人は流れに任せるしかないのだろうか。
自転車に乗っている時は、頭の中にいろんのことがうかんでくる。今日、決めたことを思い出した。「やるかやらないか半々で迷ったときにはやることにする」という信念で最後に決めた。