チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

ご褒美

2004-09-16 22:08:30 | Weblog
 「扉を開けたら何かくれる?」2日前から何度も尋ねてみた。

 私の会社の席の近くにある金庫の扉がなかなか開かなくて、来る人、来る人、困っていた。私はそんな人に「開けたら何かくれる?」と尋ねてみた。何でもいいから「あげる」と言ってくれる人がいないかと思っていた。もちろん本気で何かを欲しいわけではないから、気持ちが相手に伝わって冗談にとられたのか、それとも「あつかましいオヤジや!」と嫌われてしまったのか、ただ一人だけチロルチョコレートをあげるといってくれた。

 でも、まだくれない。

 ベルギーにいたころ、同僚のキムが言っていた。「俺は毎日自分にご褒美をあげるんだ!」そういったあと彼はフライトショッピングでボールペンを買っていた。前の日は本をもらったらしい。自分にどんなご褒美をあげようかワクワクしながら考え、そのご褒美をもらうためにその日一日努力したり、人のためにいいことをするらしい。

 大人になったらご褒美は自分であげるものかもしれない。

 子供のころはよくご褒美をもらっていたような気がする。それこそ「ガンバッタよ~!、何かちょうだ~い!!」と母親にねだり、母親はいつも小さなチョコレートとか、ガムとかを持っていてそれをくれていたような記憶がある。アシカショーのアシカのようなものだが、思い出すだけで、心な中が暖かくなるものを感じる。
 
 大人になってご褒美なんておかしいのかなと思っていたが、単純な私には効果がありそうな気がしてきた。こんなことを考えていたら少しワクワクしてきた。明日は何のご褒美をもらおうか、そのために何をしようか考えよう。
ご褒美を買う時は、一緒に人にあげる小さなご褒美も買っておこう。自分がご褒美をもらったら嬉しいのだから、ご褒美のもらえなくなった大人はきっと喜ぶかもしれない。