チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

オヤジのナンパ

2004-09-11 22:22:45 | Weblog
 オヤジだってナンパをしたくなる。

 電車の中でとても気になる人に会った。その人と話をしたくなった。でも、どういう風に声をかけたらいいのかがわからない、そして周りの目も気になって、とても声をかける勇気が湧いてこなかった。
 
 もうだめだとあきらめた。

 電車が駅に着き、私は別の電車に乗り換えようとすると、その人も電車を降り、同じ方向に向かって歩き始めた。「ひょっとして、同じホームにいくんじゃないか?」と私は思い、ストーカーオヤジに変身した私はその人の後を追った。すると、その人は私の向かうホームに行き、そこにとまっている電車にのった。私の乗ろうとした電車だった。

 今度こそ声をかけよう!

 私は、自分を奮い立たせ、加えて、何て声をかけようかと真剣に考えた。短時間でしかもインパクトのある私の思いを伝える言葉が必要だ。
まるで、エレベータートークを考えているようなものだと思った。
しかし考えている間に電車は私の降りる駅についてしまった。タイムアウトと思った。するとまたもや偶然がおき、その人も同じ駅で降りた。

これで私の気持ちは固まった。ホームを歩くその人に話しかけた。
私  “Excuse me, can you speak English?"
その人「ワタシハ、ドイツジン デス」

私  “Ich have eine Flage, wo haven sie Ihre Tasche gekaufut?"
その人“Sie koenen Deutsh sprachen! ....."

ナンパは成功だ。偶然がいくつも重なった後に、最後の偶然は、たまたまその人はドイツ人で、私もたまたまドイツ語が話せた。改札口を出るまでの2分ほど彼と歩きながら話をして、最後に写真を撮らせてもらった。彼の故郷が私の住んでいたデュッセルドルフの近くだったことや、何よりこんな場所でドイツ語で話をできたことを彼は喜んでいた。
私はその彼が着ているシャツとカバンがとても気になり、特にカバンをどこで買ったのかを聞きたかったのだ。カバンはミャンマーで買ったそうだ。

たまにはナンパもいいものだ。