チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

現実に戻る

2004-09-14 23:08:06 | Weblog
 このメンバーで飲むのは最後かもしれない。

 後輩がUSAに駐在することになり、親しい仲間が集まった。後輩は一緒に仕事をしていた2年前に比べてずいぶんと成長していた。そんな後輩を頼もしく思う気持ちで、いつも以上に飲みのペースがあがる。後輩は2年後に帰国する予定だが、その一方で今日集まったメンバーが全員集まるのは今日が最後かもしれないとなんとなく感じる。

 そう思うと、気持ちが高ぶり、ますます飲みのペースがあがる。

 おまけに今晩の飲みには、オヤジの憧れのケイちゃんや、オヤジギャグの伝道師ともいえるアニマル・コヤマもいる。オヤジは盛り上がれずにはいられない。新陳代謝の激しいオヤジは、頻繁にトイレに向かいながらも、飲みのペースは全く落ちない。

 ひとしきり楽しみながら、憧れのケイちゃんと2ショットの写真や、今日のメンバー全員で写真を撮る。オヤジは絶好調だ。
でも、楽しい時間は長くは続かない。会は終わった。自転車で帰宅途中にお腹がすいてラーメン屋に立寄った。余韻覚めやらぬオヤジは、デジカメで撮った写真が気になって。しっかり写真がとれているかどうかの確認をはじめる。
そこに写った、仲間達の楽しい瞬間と、ケイちゃんとの2ショットのにやけ顔を確認しながらオヤジは余韻に浸っていた。

 「温かいうちにどうぞ!どうぞ!どうぞ!どうぞ!」

 我にかえると、目の前にはラーメン屋の店員の大きな顔がせまっていた。注文したラーメンが運ばれていたのだ。現実に引き戻される。

 オヤジはおちおちと余韻にも浸ってはいられない。でも、もう少しだけ喜びを感じていたかった。