12.5 - 11.2 - 11.1 - 11.2 - 11.3 - 11.6 - 11.8 - 12.0 - 12.8 - 11.8=1:57.3
(34.8-45.9-36.6)
近代競馬150周年を祝うにふさわしい天皇皇后両陛下への敬礼。Mデムーロ騎乗のエイシンフラッシュが第146回天皇賞を制した。この中間はアイカップを着用し、集中力が増して首を柔らかく使った素晴らしい動きを見せていた。当日も馬体をきっちり8㌔絞って走れるデキにあった。道中は縦長のハイペースの流れを後方馬群のインからの追走。前に壁を作り、メリハリのある競馬。素晴らしかったのは4角からの位置取りだ。本来ならスムーズな進路を求めて外めへ持ち出すのだが、サダムパテックの後ろでジッと我慢。直線を向き、ポッカリと開いたインに迷わず潜り込む。一完歩毎にグイグイと鋭く伸びる。最後は早めに抜け出して2着馬に詰め寄られたが、危なげなく差し切った。ロスなく誘導した鞍上の素晴らしい騎乗が光った。
フェノーメノはこの中間、3週続けてコースで追われ完璧に仕上がっていた。4番枠からポンと好発を決めると、馬なりで先行策。レースはシルポートが2ハロン目からグングン飛ばしたために縦長のハイペースになる。前と後を気にする難しい位置取り。4角からの反応は今ひとつで鞍上の手綱が動く。直線に入ってもスパッとは切れないが、一完歩毎に力強く伸びる。最後は苦しくなって外へ膨れてしまったが、ルーラーシップの反撃は封じた。正攻法の強い競馬だった。
ルーラーシップは宝塚記念以来の実践。豊富な運動量で乗り込みは足りていたが、18㌔増。勿論、成長分もあったが腹回りは明らかに余裕残しだった。実践間隔が空いていたこともあり、気合乗りも不足していた。フワッとした発馬で道中は縦長のハイペースの流れを後方からの追走。道中は気合いを付けながらの追走で手綱のアクションに余裕はない。4角からレースのピッチが上がった時も手綱が動いてズブさを見せる。更に右手前で走っている分、コーナーワークもぎこちなさを残す。反応が良ければ馬込みの中に突っ込むこともできるが、ズブさがあっては位置取りにも制限が出てしまう。直線は大外から一完歩毎にグイグイと伸びたが、1,2着馬とは致命的な位置取りの差が出てしまった。高速決着の2000㍍は距離不足だし、久々でレースへの集中ができていなかった。叩いて前進あるのみ。
札幌記念以来の実践となるダークシャドウは、道中は縦長のハイペースの流れを後方からの追走。道中は馬込みの中から折り合いに専念する。掛ることなくスムーズな追走ができたし、直線も一瞬だけ狭くなるところはあったが不利まではいかない。だが、坂を上り切ったところでトモが入っていない感じで伸び切れない。これは攻め馬でも見られたもの。最後はジリ脚で4着が精一杯だった。
カレンブラックヒルは不利な大外16番枠。ポディションを取りに行くためにテンからガンガン押して行った分、2,3ハロン目はかなりハミを噛んでいた。ただでさえ距離はギリギリだっただけに痛かった。
ジャスタウェイはまだトモに緩さが残る分、重心の高い走り。道中は前に壁を作れなかった分、少し掛り気味。なし崩しに脚を使わされた。それでも、最後までジリジリと伸びて距離のメドは立った。
ジャガーメイルは久々の実践で高速決着の2000㍍。条件はかなり厳しかったが、それでも道中の追走は思いのほかスムーズで、直線も最後まで粘り強く伸びてきた。
ナカヤマフェスタは直線入口の位置取りが致命的に。イン有利の高速決着でインから大外へ持ち出すロスは相当なもの。最後まで伸びていただけに勿体なかった。
(34.8-45.9-36.6)
近代競馬150周年を祝うにふさわしい天皇皇后両陛下への敬礼。Mデムーロ騎乗のエイシンフラッシュが第146回天皇賞を制した。この中間はアイカップを着用し、集中力が増して首を柔らかく使った素晴らしい動きを見せていた。当日も馬体をきっちり8㌔絞って走れるデキにあった。道中は縦長のハイペースの流れを後方馬群のインからの追走。前に壁を作り、メリハリのある競馬。素晴らしかったのは4角からの位置取りだ。本来ならスムーズな進路を求めて外めへ持ち出すのだが、サダムパテックの後ろでジッと我慢。直線を向き、ポッカリと開いたインに迷わず潜り込む。一完歩毎にグイグイと鋭く伸びる。最後は早めに抜け出して2着馬に詰め寄られたが、危なげなく差し切った。ロスなく誘導した鞍上の素晴らしい騎乗が光った。
フェノーメノはこの中間、3週続けてコースで追われ完璧に仕上がっていた。4番枠からポンと好発を決めると、馬なりで先行策。レースはシルポートが2ハロン目からグングン飛ばしたために縦長のハイペースになる。前と後を気にする難しい位置取り。4角からの反応は今ひとつで鞍上の手綱が動く。直線に入ってもスパッとは切れないが、一完歩毎に力強く伸びる。最後は苦しくなって外へ膨れてしまったが、ルーラーシップの反撃は封じた。正攻法の強い競馬だった。
ルーラーシップは宝塚記念以来の実践。豊富な運動量で乗り込みは足りていたが、18㌔増。勿論、成長分もあったが腹回りは明らかに余裕残しだった。実践間隔が空いていたこともあり、気合乗りも不足していた。フワッとした発馬で道中は縦長のハイペースの流れを後方からの追走。道中は気合いを付けながらの追走で手綱のアクションに余裕はない。4角からレースのピッチが上がった時も手綱が動いてズブさを見せる。更に右手前で走っている分、コーナーワークもぎこちなさを残す。反応が良ければ馬込みの中に突っ込むこともできるが、ズブさがあっては位置取りにも制限が出てしまう。直線は大外から一完歩毎にグイグイと伸びたが、1,2着馬とは致命的な位置取りの差が出てしまった。高速決着の2000㍍は距離不足だし、久々でレースへの集中ができていなかった。叩いて前進あるのみ。
札幌記念以来の実践となるダークシャドウは、道中は縦長のハイペースの流れを後方からの追走。道中は馬込みの中から折り合いに専念する。掛ることなくスムーズな追走ができたし、直線も一瞬だけ狭くなるところはあったが不利まではいかない。だが、坂を上り切ったところでトモが入っていない感じで伸び切れない。これは攻め馬でも見られたもの。最後はジリ脚で4着が精一杯だった。
カレンブラックヒルは不利な大外16番枠。ポディションを取りに行くためにテンからガンガン押して行った分、2,3ハロン目はかなりハミを噛んでいた。ただでさえ距離はギリギリだっただけに痛かった。
ジャスタウェイはまだトモに緩さが残る分、重心の高い走り。道中は前に壁を作れなかった分、少し掛り気味。なし崩しに脚を使わされた。それでも、最後までジリジリと伸びて距離のメドは立った。
ジャガーメイルは久々の実践で高速決着の2000㍍。条件はかなり厳しかったが、それでも道中の追走は思いのほかスムーズで、直線も最後まで粘り強く伸びてきた。
ナカヤマフェスタは直線入口の位置取りが致命的に。イン有利の高速決着でインから大外へ持ち出すロスは相当なもの。最後まで伸びていただけに勿体なかった。