人気ブログランキングご協力ありがとうございます!
出否が注目されたディープインパクトだが、22日午後に回避を発表。一転して主軸不在の混戦メンバーと化した。好メンバーの揃った毎日王冠組に女傑スイープトウショウ、北海道の雄コスモバルク、3歳馬アドマイヤムーンが主力を形成する。先週は内の馬場が悪かったが、今週からA→Bコースになる。土曜日の競馬をしっかり見たい。時計も。展開的には枠順を見ないと断言はできないが、バランスの出方次第。中距離では平均ペースの逃げを得意としており、控えての切れ勝負では分が悪い。その他、早め早めに競馬したいダイワと底力勝負に持ち込みたいインティライミ。この2頭が突っつけば
スローペースは考えられない。後ろの馬にもチャンスあり。
【
ダイワメジャー】〝早め早めの競馬で再度〟
前走の毎日王冠1着は道中、平均ペースの流れを、大外枠発走からスッと2番手へ。終始、〝攻め〟の姿勢で積極的な競馬。4角でダンスに早め来られて直線へ。その入り口の坂上、鞍上が懸命に手綱を押すが、なかなか反応しない。そこから左ステッキが入ると、外へ大きく寄れてしまう。その際にダンスと接触し、一旦は2番手へ下がる。だが、そこから粘りに粘り、ゴール前で再び差し返す芸当でV。前々走の宝塚記念4着は道悪で思うような競馬ができず。3走前の安田記念4着はハナへ立ったMボーラーが折り合いに専念したために、流れが落ち着いた。しかも、最内枠発走でスムーズに自ら動くことができず、直線の瞬発力勝負に。ラスト1ハロン地点までは懸命に抵抗したものの、最後は決めての差がモロに出てしまった。スピードの持続力のなかで持ち味を生かすタイプ。タメての瞬発力勝負では、分が悪いのは周知の事実。理想は前走のように引っ張る馬を積極的に追いかける形。
ズブさが出てきているし、距離は問題ない。再度外枠を引き、バランスが引っ張ってくれれば。マークは甘い。
【
ダンスインザムード】〝タメて3度目の正直〟
このレースは一昨年2着、昨年3着と惜敗続き。前走の毎日王冠2着は以前の休み明けはチャカついてレース前に激しく消耗していたが、この日は落ち着き十分。年を重ねたことでドッシリした。道中は平均ペースの流れをジワッと好位追走。前のダイワ、横のアサクサを見ながらの最高位。終始、引っ張り切りの手応えで4角では抑えきれずに早めに進出。直線入り口で早々先頭へ並びかける。だが、そこで内のダイワに寄られて激しく接触するアクシデントが。怯むことなく一旦は抜け出しにかかったものの、その影響からゴール前で脚色が鈍ったところを差し返された。休み明けで安田記念時より22㌔増。多少なりとも余裕があったのは間違いない。本番へ向けて最高に試走となった。前々で流れに乗れるスピードがあって、尚且つ切れる脚も使える。前走、昨年のこのレースでは、
早めにハミを噛んでいることから、馬群のなかで我慢させたい。人気を背負う分、後ろが気になる。
【
ローエングリン】〝楽に楽に直線勝負〟
復活を遂げた7歳馬。前走の毎日王冠3着は道中、外枠発走から前に馬を置けず、力みながらの追走。三分三厘ではハミをグッと噛み、抑えきれずに早めの仕掛けせざるを得ず。直線入り口ではビュッと鋭い脚を使うも、そこで内からダンスに接触させる不利が。そこから脚色が鈍り、3着を死守するのが精一杯だった。内枠から前に馬を置き、ギリギリまでタメることができれば勝っていたかも。前々走の京成杯AH4着は発馬直後にスッと控える。最後方で終始、引っ張り切りの手応え。勝負どころでゴチャつく内を嫌って大外へ。直線を向く時にかなり外へ膨れるロス。そこから長くいい脚を使って追い込むも、さすがに届かず。それでも、メンバー最速上がり34秒3の脚でしっかり見せ場を作った。3走前の関屋記念4着も発馬で後手を踏み、意を決して後方からの競馬。直線で馬群がバラけたところで、最内を突く。鋭い脚で見せ場を作ったものの、展開不向きで馬場の悪いところを通っては、あれが限界だった。以前は無理に前へ行き、早々失速するレースが続いていたが、3走前の出遅れが契機となり、差す競馬が板に付いてきた。7歳馬だが、道中の行きっぷりなどから衰えは皆無。1ハロンの距離延長でも、
リラックスして走れれば問題ない。切れ味は鋭い。中団でタメれれば面白い。
【
コスモバルク】〝平均ペースで粘り強く〟
さあ悲願の日本GI制覇へ。前走のオールカマー2着は発馬直後に行く気を見せず、後方から。懸念された折り合いも付き、終始経済コースを通る。だが、勝負どころで馬群に包まれた直線まで動けず。運良く空いた内ラチを懸命に追う鞍上。最後はハナ差届かず。直前の攻めでバテバテだったため状態が心配されたが、底力で来た。2走前の札幌日経オープン2着は62㌔では仕方なし。3走前の宝塚記念は海外遠征後の検疫に手間取り、帰国が遅れた。その影響で滞在競馬ながら-10㌔。馬体が寂しかった。2000㍍は最も得意とする距離。切れる脚がないだけに、上がりの掛かるレースを希望。
【
スイープトウショウ】〝史上最強牝馬〟
骨折からカムバックした。前走の京都大賞典1着は久々で余裕残し。レースは超スローの上がり3ハロン勝負。それを中団のインで我慢。直線半ばまで持ったままの手応え。残り300㍍から仕掛けられると、ビュッと鋭い脚で一気の差し切り。力の違いを見せ付けた。前々走のエリザベス女王杯1着は発馬で後手を踏むも、いつもよりは出た。道中は後方のインで末脚を温存。終始、経済コースを通って少しずつ前へ進出。直線を向いて馬群のなかを突き抜けると矢のような鋭い伸び脚で一完歩ごとに前へ迫る。逃げ粘るオースミハルカをゴール前で差し切った。上がり3ハロンは33秒2。究極の切れ味だった。
決め手の鋭さはNO.1。底力勝負、瞬発力勝負、どちらにも対応できるのは強みだ。叩き良化型だけに順当に上積みが望める。あとは発馬が悪いだけに、昨年のような流れではさすがに苦しい。中団に付けられれば。
【
オースミグラスワン】〝豪快なフットワークで〟
前走の毎日王冠8着は煽り気味の発馬で後手を踏む。その後は腹を括って最後方のインで脚をタメる。直線で馬群のなかに突っ込むと、長くいい脚を使ってジワジワ追い込む。上位争いへは加われなかったが、どこまでも突き抜けそうな勢いだった。大トビで豪快なフットワーク。1800㍍は短かった。前々走の新潟大賞典6着は大型馬の久々。いつもより前目で競馬するも、伸び切れなかった。
叩き良化型で休養明け3戦目。前走の内容から1ハロン伸びるのは大歓迎。底力勝負なら。
【
バランスオブゲーム】〝平均ペースを自ら演出〟
GⅡホルダー返上なるか。前走のオールカマー1着は追い日の水曜に調教拒否し、木曜日に変更。この日も返し馬で策に接触して破壊するアクシデントに見舞われ、決してレース前は順調とはいえなかった。レースでも、テンに淡々とした流れだったため、折り合いを欠く。ペースアップした向こう正面でようやく折り合うと、勝負どころでジワッと先団へ取り付く。そのから追い出されると、粘り強い脚で後続の追随を振り切った。休養前の宝塚記念3着は大外枠発走からスッとハナへ。馬場を気にして慎重な競馬ではなく、2ハロン目から11秒3-12秒1-11秒9-12秒1と淀みないラップを刻む。この馬場を苦にしない同馬だからこそできる芸当だ。3角で息を入れると、4角から直線にかけて再び加速する。一旦は後続を引き離して〝夢〟を見るも、勝ち馬に打ち砕かれてしまった。これまでGIに14回挑戦し、ことごとく壁にぶち当たってきた。ここが最大のチャンスだろう。これまで府中は8戦1勝、3着1回。その1勝はきれいな平均ペースの流れでのものだった。決して得意の舞台ではない。これは切れる脚に乏しい面が影響している。逃げ馬不在のメンバー構成。自ら平均ペースの逃げに持ち込むしかない。雨は大好き。
【
アサクサデンエン】〝底力を武器に変わり身を〟
前走の毎日王冠13着は終始、好位のイン追走。1,2着馬を見ながら経済コースを通れた。だが、直線で反応がなく、そのままズルズル後退。内枠でプレッシャーがあったか。こんな馬ではない。休養前の安田記念2着はドバイ遠征明けで追い不足。それでも、底力を示して2着まで追い上げた。不利な外枠発走のため、道中は無理せず後方から。これは中途半端に前へ行くと外を通らされると考えた鞍上のファインプレー。だが、如何せん流れが落ち着いてしまった。直線を向くと馬群を縫うように狭いところをスッと突いて懸命に脚を伸ばす。勝ち馬には突き放されたが、同じメンバー最速上がり3ハロン33秒8の脚は存分に存在感を示した。府中は6勝しているように、最も得意とする舞台。底力は現役屈指だ。昨年騎乗の蛯名騎手は「
2000㍍は長い」と語っている。
【
グレイトジャーニー】〝一瞬の脚で台頭〟
前走の7着は中団馬群追走から、ビュッと鋭い脚を使い、差し切るかの勢い。だが、ゴール前で完全に脚が上がってしまった。一瞬の決め手はGI級。だが、それが長続きしないがネック。GIの速い流れは歓迎だが、1ハロンの距離延長と府中は歓迎できない。マイルがベスト。
【
トリリオンカット】〝ズブく渋太く好位から〟
前走の朝日チャレンジC1着は道中、コンゴウリキシオーの作る淀みない流れを3番手追走。向こう正面でタイガーが早めに進出を開始するが、同馬はジッと我慢。3角で激しく手綱が動き、スブいところを見せ、4角ではステッキが入る。直線入り口でようやく反応を見ると、ジワジワと迫り、ゴール前の競り合いを制して重賞初制覇。叩き良化型で3戦目の今回は万全の仕上がりだった。渋太いタイプだけに、早めの競馬で活路を見出したいが、ここは相手が強い。馬体は見栄えする。
【
スウィフトカレント】〝GIの流れ大歓迎〟
前走のオールカマー4着は例によって最後方追走。折り合いもスムーズで手応えも抜群。直線で外からWジェネラーレに寄られ、左ステッキが入ってから内へモタれるなどスムーズな追い出しができず、伸びあぐねた。前々走の新潟記念4着は道中、大外枠発走からスッと最後方で控える。懸念された折り合いだが、速い流れが幸いして何とかクリア。だが、予想以上に馬群から離れたために4角で外へ持ち出すことができず、馬群の内へ。そこからビュッと反応して先団へ取り付くも最後は筒一杯に。大外枠発走のため、下手に道中、動くことができないのは痛かった。一瞬の決め手は小倉記念、日経新春杯2着で証明済み。年齢とともに折り合いも付くようになったが、GIの速い流れに越したことはない。
【
カンパニー】〝叩き一変で初タイトルを〟
前走の毎日王冠5着は発馬直後にメジロマントルに接触される不利。道中、例によって後方からの追走。だが、手綱のアクションに余裕がなく、追っ付けながらの追走。直線で大外へ持ち出されると、前が詰まったこともあり、ジリジリとしか脚が使えず。久々は走らない傾向か。直前で速い時計を出したものの、余裕残しだったのは確か。前々走の宝塚記念5着は道悪、その前の安田記念は道中に何度も前をカットされるなどの不利があり、チグハグな競馬になってしまった。決め手の鋭さはGI級。京阪杯1着圧勝が叩き2戦目。前走からの上積みは大きい。
【
ハットトリック】〝鬼門の府中、払拭へ〟
前走の毎日王冠12着は発馬で大きな後手を踏む。その後もレースの流れに乗れず。勝負どころで手綱が動くのはいつものことだが、直線で伸びる気配すらなかった。59㌔で久々。次走以降へ向けて余裕残しだったのは確か。休養前の宝塚記念7着は道悪、その前の安田記念13着は中団に付け、終始、経済コースを通ると直線もインを突く。突き抜けるかの勢いだったが、逃げ馬がヨレた煽りを食らって進路を妨害させる大きな不利。力を出し切れなかった。昨年のこのレースは超スローの流れを、メンバー最速上がり3ハロン32秒6の末脚で見せ場たっぷりの内容だった。エンジンの掛かりは遅いが、点火してからの末脚は驚異的だ。このところ府中に実績がないのはスムーズな競馬ができていないだけで、間違いなく合っている。仕掛けの段階でズブいため、どうしても不利を受けやすい。昨年のように外目へ持ち出せれば、スイープにも劣らない決め手を持っている。時計勝負も臨むところ。叩き良化型。最終追いに注目。人気薄過ぎる。
当日の落ち着きにご注目。
人気ブログランキングご協力ありがとうございます!
【
ファストタテヤマ】〝波乱の目あり〟
前走の京都大賞典2着は超スローを後方でピタリと折り合う。直線で大外から豪快に差し込むも、ゴール前で急に大外へ膨れてしまい届かず。惜しいレースだった。前々走の札幌記念6着は超スローの競馬。これを最後方追走するも、小回りの多頭数ゆえに動けず、脚を余してしまった。左回りは全く実績がないが、本格化した昨夏以降は走っていない。これが刺激材料になれば。鞍上は乗っている。
【
インティライミ】〝強気で復活を〟
前走の京都大賞典7着は未勝利戦並の超スロー競馬で、上がり3ハロン勝負の流れ。これを好位のインで競馬するも、伸びきれず。底力勝負で台頭する馬で、瞬発力勝負では分が悪かった。佐藤哲騎手が騎乗停止で乗り替わった影響もあった。休養前の阪神大賞典8着はレース中に背中を痛め、反動もあった。東京優駿2着では厳しい流れを先行して粘る強い内容。京都新聞杯も横綱相撲。底力は相当なもの。昨夏から蹄の病に悩まされたが、今は不安なし。バランスオブゲームが引っ張る流れで、鞍上が戻れば。自らの大逃亡も十分。
【
ローゼンクロイツ】〝控えてどこまで〟
前走の京都大賞典4着は抑えきれずにハナへ立たされる。本来の競馬ではなかった。GⅢでも甘さを見せている現状で、GIでは厳しい。
【
アドマイヤムーン】〝3歳の勢いどこまで〟
マイナス8㌔とスッキリした仕上がりで、下見どころから気合い満点。道中は超スローの流れを後方で他馬を見ながらの追走。終始、前のエリモハリアーを射程圏に入れながら4角で外目へ持ち出す。直線で仕掛けられてからはビュッと一気の末脚。瞬く間に差し切った。初の古馬との力関係は何ら問題なかった。一瞬の爆発力が持ち味だけに札幌も良かったし、スローの団子競馬も向いた。前々走の東京優駿7着は後方で脚をタメる。直線で一瞬の脚は見せるも、弾けなかった。一瞬の決め手は鋭いのだが、長続きしないのがネック。早めに先頭へ立つとソラを使うのも気がかり。府中は共同通信杯勝ちがあるが、これは直線半ばまで緩い流れで脚をタメ、追い出しを我慢してのもの。古馬の天皇賞ではそんな理想的な競馬は望めない。スイープを意識しての競馬になるか。
【
サクラメガワンダー】〝早熟とは言わせない〟
前走の毎日王冠9着は残り2ハロン地点からビュッと脚を使い、大外で見せ場を作るも、ゴール前は甘くなった。使える脚は一瞬だけに府中では仕掛けどころが難しい。マイルCSで面白い存在。
人気ブログランキングご協力ありがとうございます!