【馬場状態】Bコース2週目。最終週だけに内の馬場が心配だが、例年ほど荒れ具合ではない。外目は絶好の馬場。
11.9 - 10.5 - 11.3 - 11.3 - 11.3 - 11.7
(33.7-34.3)
【展開】ギャラントアローがハナを叩く。例年なら極端な前傾ラップになるが、テン3ハロン33秒7はスプリントGIとしては遅い。好位勢に有利な流れ。
戦前の混戦模様を象徴するかのようなゴール前。その乱戦を制したのは重賞初勝利がGIという偉業を成し遂げたオレハマッテルゼ。道中は好発を決めると無理なく好位へ取り付く。初のスプリント戦の流れに戸惑うことなく、4角でも持ったままの抜群の手応え。ラスト1ハロン地点で満を持して追い出されると、グイグイ鋭い伸び脚で突き抜けて、外から迫ったラインクラフトの追撃を振り切った。上がり3ハロンは33秒9。1400~1600㍍で見せた詰めの甘さが嘘のような一瞬の決め手。純粋なスプリンターなのだろう。左回り、緩い流れ、メンバー、に恵まれたことは事実でも強い内容だった。この後の大目標は安田記念。今後は末脚の持続性が鍵を握る。
2着は急遽参戦したラインクラフト。外枠から好発を決めると、初のスプリント戦の流れに戸惑うどころか、引っ張り切りの手応えで好位を追走。だが、シーイズトウショウのすぐ直後に入りたかったが、そこを塞がれて終始、外を通らされる苦しい展開。かなりの距離ロスがあったが、それでも直線でクビ差まで迫った決め手の高さはGI2勝馬のそれ。しかも、帰厩して間もなく明らかな急仕上げのなかでのもの。かなりの掛かり癖が出てきており、このあとの距離延長は微妙だ。
3着はこれまでスプリント界を牽引してきたシーイズトウショウ。道中は引っ張り切りの手応えで好位追走。直線入り口で早めに先頭へ並びかけ、そこからアクションを開始するも、決め手を持った2頭に差されてしまった。だが、理想的な競馬はできたし力を出し切った。大幅に馬体を減らしてからの中2週。調整が難しかったどうが、陣営の努力に敬意を表したい。輸送でイレ込むため、関西圏か滞在競馬で。まだまだやれる。
4着はスプリント戦へ矛先を向けてきたプリサイスマシーン。好発を決めると仕掛けて好位へ。終始、内の経済コースを立ち回って、直線で自身も伸びてはいるものの、決め手のある上位馬にやられた。ただ、初距離でこれだけやれれば十分。
ネイティヴハートは惜しかった。道中は無理せず馬の行く気に任せて中団馬群を追走。直線入り口では最後方までポディションを下げるも、そこから上がり3ハロン33秒7の鋭い末脚で猛烈に追い込んだ。だが、前半の流れが遅いため前の馬も止まらなかった。前傾ラップだったら差し切っていたかも。8歳馬だが老いてますます盛ん。
1番人気のシンボリグランは残念ながら期待に応えることができなかった。発馬では半馬身ほどの出負け。そこから馬群の間に入ってしまい、位置取りが後方まで下がってしまった直線に入っても、前が開かず仕掛けが完全に遅れた。メンバー最速上がり3ハロン33秒6の脚を使っても届かなかった。もう少し気性面で成長があれば。
リミットレスビッドは道中、いい感じで中団を追走するも、思ったほど弾けなかった。外からゴールデンキャストに被された影響か。やはり、GIを激戦した反動もあったか。
タマモホットプレイは発馬直後に躓いて置かれてしまった。道中も気難しさを露呈して追走にも余裕がない。直線は大外へ持ち出すも、この流れでは無謀だった。もう少しテンにゆったり競馬できるほうがいい。
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11.9 - 10.5 - 11.3 - 11.3 - 11.3 - 11.7
(33.7-34.3)
【展開】ギャラントアローがハナを叩く。例年なら極端な前傾ラップになるが、テン3ハロン33秒7はスプリントGIとしては遅い。好位勢に有利な流れ。
戦前の混戦模様を象徴するかのようなゴール前。その乱戦を制したのは重賞初勝利がGIという偉業を成し遂げたオレハマッテルゼ。道中は好発を決めると無理なく好位へ取り付く。初のスプリント戦の流れに戸惑うことなく、4角でも持ったままの抜群の手応え。ラスト1ハロン地点で満を持して追い出されると、グイグイ鋭い伸び脚で突き抜けて、外から迫ったラインクラフトの追撃を振り切った。上がり3ハロンは33秒9。1400~1600㍍で見せた詰めの甘さが嘘のような一瞬の決め手。純粋なスプリンターなのだろう。左回り、緩い流れ、メンバー、に恵まれたことは事実でも強い内容だった。この後の大目標は安田記念。今後は末脚の持続性が鍵を握る。
2着は急遽参戦したラインクラフト。外枠から好発を決めると、初のスプリント戦の流れに戸惑うどころか、引っ張り切りの手応えで好位を追走。だが、シーイズトウショウのすぐ直後に入りたかったが、そこを塞がれて終始、外を通らされる苦しい展開。かなりの距離ロスがあったが、それでも直線でクビ差まで迫った決め手の高さはGI2勝馬のそれ。しかも、帰厩して間もなく明らかな急仕上げのなかでのもの。かなりの掛かり癖が出てきており、このあとの距離延長は微妙だ。
3着はこれまでスプリント界を牽引してきたシーイズトウショウ。道中は引っ張り切りの手応えで好位追走。直線入り口で早めに先頭へ並びかけ、そこからアクションを開始するも、決め手を持った2頭に差されてしまった。だが、理想的な競馬はできたし力を出し切った。大幅に馬体を減らしてからの中2週。調整が難しかったどうが、陣営の努力に敬意を表したい。輸送でイレ込むため、関西圏か滞在競馬で。まだまだやれる。
4着はスプリント戦へ矛先を向けてきたプリサイスマシーン。好発を決めると仕掛けて好位へ。終始、内の経済コースを立ち回って、直線で自身も伸びてはいるものの、決め手のある上位馬にやられた。ただ、初距離でこれだけやれれば十分。
ネイティヴハートは惜しかった。道中は無理せず馬の行く気に任せて中団馬群を追走。直線入り口では最後方までポディションを下げるも、そこから上がり3ハロン33秒7の鋭い末脚で猛烈に追い込んだ。だが、前半の流れが遅いため前の馬も止まらなかった。前傾ラップだったら差し切っていたかも。8歳馬だが老いてますます盛ん。
1番人気のシンボリグランは残念ながら期待に応えることができなかった。発馬では半馬身ほどの出負け。そこから馬群の間に入ってしまい、位置取りが後方まで下がってしまった直線に入っても、前が開かず仕掛けが完全に遅れた。メンバー最速上がり3ハロン33秒6の脚を使っても届かなかった。もう少し気性面で成長があれば。
リミットレスビッドは道中、いい感じで中団を追走するも、思ったほど弾けなかった。外からゴールデンキャストに被された影響か。やはり、GIを激戦した反動もあったか。
タマモホットプレイは発馬直後に躓いて置かれてしまった。道中も気難しさを露呈して追走にも余裕がない。直線は大外へ持ち出すも、この流れでは無謀だった。もう少しテンにゆったり競馬できるほうがいい。
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