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2022年は客観的な予想を心がけます。

ジャパンC(GI)調教診断!

2012-11-25 00:07:49 | 調教診断
エイシンフラッシュ】○ 良い意味で平行線
Cルメールを背にCWで2頭併せの内を6ハロンから追走する。道中は引っ張り切りの痺れる手応え。終始、馬なりでサッと伸ばす程度だったが、相変わらず四肢を目一杯に伸ばしたは迫力あるストライド。前走時のようなグッと重心が沈むような推進力は感じられなかったが、良い意味でデキは平行線だろう。

オウケンブルースリ】○ 最後までしっかりと
坂路で2頭併せ。最後はステッキが何発も入る熱のこもった内容。馬なりの相手に煽られたが、最後までこの馬なりに集中して走れていた。頭の位置が高いのはいつものこと。ビシッとやれた分、腰の不安もない。

オルフェーヴル】▲ 万全とは
海外遠征明けの一戦。最終追い切りは池添を背に坂路で2頭併せ。ラスト1ハロンから追い出されると、瞬時に併走馬を突き放す。抜け出してから外へモタれたが、問題ない程度。だが、いい頃に比べると前脚の出が硬い。最後まで手前は替えなかった。ビシッと追われたのは2本だけであり、万全のデキとまではいかない。

ジェンティルドンナ】◎ 動き豪快
坂路で単走。前脚を高く突き上げ、馬場を強く叩きつけるフットワーク。大トビで豪快。ラスト1ハロンから左手前に替えると、グングン伸びる。最後は外へヨレたが、スピード感抜群。連戦の疲れは心配しなくていい。

ジャガーメイル】○ デキ良し
南Pを単走で5ハロンから。前捌きに少し硬さがあるのはいつものこと。シャープな脚捌きで首も水平に使えて集中力も感じさせた。大幅な上昇はないが、かなりデキは良い。

ジャッカルベリー】○ 日本馬場への適性あり
トモの甘い走りで若干前傾姿勢のフォーム。前捌きは柔らかく使えている。柔らかく軽い走りで日本の高速馬場への適性はありそうだ。

スリプトラ】○ 迫力あるストライドで
東京本場で5ハロンからサッと。弾むようなフットワークで重苦しさはまったくない。四肢も目一杯に伸ばして迫力あるストライドだった。

ソレミア】◎ バネある走り
さすがは凱旋門賞馬だ。最終追い切りは、ペリエを背に東京本馬場で長めからサッと伸ばす。前脚をピンと張り出した柔らかいフットワーク。収縮の利いた走りでバネを感じさせる。これなら日本のスピード競馬にも十分に対応できるだろう。デキは万全だ。

ダークシャドウ】◎ デキ絶好
明らかな攻め強化。前走時は負荷の少ないポリトラックコースでの追い切りだったが、この中間はウッドチップコースで速い攻めを3本消化。最終追い切りはMデムーロを背に南Wで2頭併せの内を5ハロンから追走する。直線を向き、軽く仕掛けられただけでグーンと加速。四肢を豪快に伸ばした迫力満点のストライドだった。背中が柔らかいために首もしなやかに使えている。ピリッとしなかった前走時とは明らかに違う。これでもう少しトモが入ってこれば超一流になれる。

トーセンジョーダン】▲  いい頃に比べてひと息
CWで3頭併せの外を7ハロンから先行する。直線で追い出されてから顎が上ってしまう。ゴール前は四肢を豪快に伸ばしたストライドを見せてくれたが、昨秋の良かった頃に比べればまだ物足りない。良い時はもっとトモの入りが良かった。攻めは強化されており、前走よりは動けるだろう。

ビートブラック】▲ 舌がハミを越し
坂路で単走。舌がハミを越して不格好な走り。ゴール前は重心が浮いて伸びを欠いた。いつもは見た目以上に時計が出るタイプ。前走時のほうが気配は良かった。

フェノーメノ】○ 更なる上積みが 
南Wで2頭併せの内を6ハロンから追走する。直線で馬体を併せると、四肢を目一杯に伸ばした迫力あるストライドで併走馬を突き放した。首も水平に使えて集中力も感じさせた。激戦続きだが、疲れどころか更なる上積みが期待できる。

マウントアトス】○ 回転の速いフットワーク
木曜日に東京本馬場で、4ハロンからサッと。終始、抑え切れないくらいの行きっぷり。寸の詰まった体型で回転の速いフットワーク。スピード感十分な走りだった。

メイショウカンパク】○ まずまず
坂路で2頭併せ。新馬に煽られてしまったが、追走した分もあった。自身は前脚を高く突き上げ、スナップの利いた走り。トモが甘い分、重心が高いのはいつものこと。力は出せるデキ。

ルーラーシップ】○ 順調
CWで3頭併せの中を6ハロンから。終始、引っ張り切りの手応えで馬体を併せたままフィニッシュ。終い4ハロンから少しづつ時計を詰めてきた。首を柔らかく使った収縮の利いた走りだった。この中間は坂路とコースで順調に乗り込まれている。角居厩舎なら普段の稽古から負荷が掛けられており、時計は気にしなくていい。順調。馬体が絞れれば。

レッドカドー】△ 今ひとつ
東京ダートでサッと。首の使い方が硬いし、フットワークもバラバラな感じ。トモの甘さが目立った。今ひとつ。

ローズキングダム】◎ 最近では一番のデキ
短期放牧明け。最終追い切りは武豊を背に坂路で2頭併せ。馬体を併せたままラスト1ハロンから追い出されると、ピッチの利いた回転の速いフットワークで一気に突き放した。馬場が重いだけに半マイル53秒7-13秒6は平凡だが、シャープな脚捌きが目立った。何よりモタれる面を見せずに真っすぐ走れていたし、首を水平に使って集中力も抜群だった。最近では間違いなく一番のデキ。