ヒロさんの旅記録

60歳からのバックパッカー、海外行き当たりの旅

7月1日 普達措国家公園

2012-07-26 | 中国雲南省6/26~7/1 

朝、今にも雨が降りそうな天気の中、中国で最初にできた国家公園へバスで向かった。
   
バスから眺める途中の景色、黄色い花は多分、菜の花だろう。日本だと初春ごろの季節だろう。

公園に到着
     
シャトルに乗り込んで園内を移動する、湖や景色のいい高台を回るのだ。
私以外は殆どが中国人ツアーだ、防寒着を着てるのが目立つ、標高は約3,500メートル
     
写真のように遊歩道を歩くのだが、時々、景色のいい場所に着くと大概の人が歩道を降りて湖畔で我先に中国式ポーズで写真を撮っている、これが中国式マナーなのか?
周りには高山植物が咲いている、毎日このような事が繰り返されてるのだろう。
  

市内へ戻った、雨が降ってるので宿で恒例の休憩だ。
     
この辺りの宿は客桟と言って、古い民家を改造したのが多い、写真のような中庭があるのも伝統的で、そこにビリヤードや卓球台などがあったり、無料のネットPCを置いたくつろげる部屋もある。

古い民家を求めての中、古城周辺を散策した。
     
                                                           丘の上からの古城    これがチベットだ!

市内散策
   
あちこちで旗が舞っているのを見かける、まさしくチベットのイメージだ。

夕食、水餃子と大理ビール
 

市内散策中、広場での民族踊りの場に遭遇した。
    
写真のような民族衣装や、男性がをかぶってる光景は普通に見かける。 中国じゃないね!

街を歩いていると時々、顔立ちのはっきりしたイラン系女性(個人的なイラン女性のイメージ)をよく見る、想像するに、この辺りから大陸間民族の顔立ちがはっきり変わるのが分かるような気がする、チベットを超すとイスラム国もすぐそこだ。
因みに、雲南省の魅力は、何といっても多彩な少数民族に触れられることだ、ここシャングリラがチベット族、この後行く大理がペー族、麗江がナシ族、景洪がタイ族の町と言われてる。
中国らしからぬ地域をまわるたい、それがこの旅の目的でもある。

余談だが、北京から来た若者に「シャングリラは中国ではないような処だね」と言ったら、「ダライラマはチベットは中国の一部だと言っている、一部の過激なチベット人が反対してるだけだ」と予想もしないことがかえってきた。
これ以上は、日中関係に影響が出るかもと話を終えた。

さて、今夜も眠れないのか
 


7月2日 シャングリラから大理へ

2012-07-25 | 中国雲南省7/2~7/9

やはり昨夜もほとんど寝れなかった、おまけに下痢も起こり、夜中に何度も1階のトイレに駆け込む事になった、我が日本が誇る腹下しの特効薬セイローガンも全く効かない、高山病に間違いない、治す方法の1番は高地を降りることだ、早く大理へ行こう!
大理には食べなれた日本食のレストランがある。

早朝、バスで大理へ向かう中
運転手が時々、ケータイで話してるではないか、受信どころか番号を打ってかけたりもしてる、その度にバスの速度が落ちるのを感じた。
この旅でバスの運転手がをしてるのをよく見かける、これが今の中国だ!

無事、大理古城に到着
   
大理古城と曇りがちだが後ろにそびえるのは、4,000m級の峰々が連なる蒼山

さて、宿探しだが下痢がひどいので、今回はトイレ付きシングルの部屋に決めた。
しかし、この下痢がこの後1週間近く続くとは予想だにせず、出かけるときは常にトイレットペーパーを持ち歩く事になる(ペーパーのばら売りがあるので助かる)
私が泊った宿のトイレは水洗の中国式トイレ(和式便器のようなもので向きが逆)と洋式トイレがあるが、中国では排水設備が悪いので、使用済みペーパーは便器に流さないで、横の籠のようなものに入れるのが習慣だ。
しかし、この下痢症状により、やむなく、私はこの旅で1番経験したくなかったあの恐ろしき公衆トイレ(町中に有料のが結構ある)を経験することになる
恐怖のニーハオトイレだ、扉がない、丸見え、思わず“ニーハオ”と声をかけたくなる、しかしそれ以上に言葉では表現できないトイレもある

大理古城はスーパー、ベーカリー、日本食レストランなど我々が行き慣れたような店がある、こじんまりしたセンスのいい落ち着ける街だ。
中国の旅に疲れたら、ここ大理で休養しろと言われてる街だ。
さっそく夕食にを食べた。

標高が下がったせいか、さすがに夜の眠りはよくなった。


7月3日 大理

2012-07-24 | 中国雲南省7/2~7/9

朝、昆明行き列車のチケットを買いに大理駅にバスで行った。
   ペー族に目が行く

古城に戻り散策 
   
道路脇の水路、柳のしだれ、風情はあるが、やや商業的な街だ。
麗江ほどではないが中国人観光ツアーも多い

これは個人的に感じた事だが、中国人が写真を撮るとき、もちろん被写体の女性の事だけど、まず正面を向いて普通に撮られることは殆どない、最低限斜め撮り、まるでプロの写真家に撮られてるかのように掌を上にしたり、ほほに近づけたり、中にはイナバウアーのごとき、のけ反ったりしてるのもいる。
じっとしてられない国民だ。
日中関係は大変だ。
反対に、中国人から見れば、日本人の一貫したサインの写真はエイリアンのごとく感じるだろう。

洋人街
大理が観光地として有名になる前、西洋人が多く滞在してたので洋人街と呼ばれてる。  

 宿泊した客桟、右写真奥が入口 

 大理は大理石の原産地

蒼山へ登る
崇聖寺  大理古城 
途中、崇聖寺三塔や大理古城が見えた。

散策中、地元人を中心に撮る。
    
やはり、民族衣装が目につく。


7月4・5日 喜洲観光後、昆明へ移動

2012-07-23 | 中国雲南省7/2~7/9

朝、バスで喜洲へ行く、小雨が降ってる。
の中で、車掌に“シージョウ”(喜洲の事)と言って切符を買った
それを地元客のおばさんが聞いていてくれて、通り過ぎようとするバス停の前で車掌に声をかけてくれた、車掌はてっきり忘れてたようだ。
中国人は良い人が多い。しかし・・・・
   
喜洲鎮入口、商業的な装いなので入場料を払わず、街の中を散策。
 
ペー族の生の暮らしぶりを垣間見た

因みに、鎮(古鎮)・古城とはオールドタウンの事で、どこの町も古い家並みが残ってる、それが楽しみの一つになった。

大理駅から昆明駅まで寝台列車で移動
 
大理駅から見た蒼山、雨上がりの雲に覆うわれてる。 

大理駅内の給湯機
駅、列車、ホテルには必ず給湯機がある、お茶王国だ!
カップヌードル王国でもある。
たまに長距離バスにも設置されてる、さすが!

7月5日朝、昆明駅到着
すぐさま7月10日の桂林行切符を買った。

昆明市内バスにチャレンジ!
  
人口500万強の町なので、かなりバス路線は複雑
路線図を買ったが、よく分からず、近くのおじいちゃんに行き先を指さして教えてもらった。
日本の旅行書の地名を見せても、現地では役に立たないことがよくある、是非、旅行者の立場になって、中国人に分かる漢字で書いてもらえたら非常に助かる。

昆明南部バスターミナル(昆明駅から直通バスがある)

かなり大きなバスターミナル、寝台バスでタイ族の町“景洪”へ向かった。
おなかの調子はまだ悪い、景洪は低地だ、きっと良くなるだろう。


7月6~8日 タイ族の町景洪

2012-07-22 | 中国雲南省7/2~7/9

早朝、景洪到着、地元系ホテルに泊まる
 今回利用したホテル周辺
英語が全く通じないので、料金を掲示してる安全そうなホテルに決めた。

ミャンマーに近いので、ミャンマー人も目立つ
色黒で目鼻立ちがはっきりしてる、少しインドよりの顔だ

さっそく市内散策
  
さすがタイ族の町だ、ゾウの像やヤシの木が目立つ、タイを旅した時と同じ光景だ、安ど感のような落ち着ける。
また、タイ料理の店も多いしもうまい、これまた私のお腹にとっては大歓迎だ。

メコン川沿いに行く
 
写真にはないが、高層マンション・観光施設などかなり開発が進んでる、ラオスで見たあのメコンの素朴さは無い。

夜、タイ料理店でスープをオーダー

下痢の症状も良くなるつつある、少しずつ平常の食事に戻そう。
今までは、アイスクリーム・ヨーグルト・飴など、消化に良さそうなものでしのいできた。

余談だが、中国の道路は意外にきれいだ、それもそのはず、常にゴミ拾いのおじちゃん・おばちゃんを目にする。
しかしその横でゴミ(食べ物のポイ捨て多し)を、さも道路がゴミ箱かのように平気で捨てる人もいる。
衝撃的なシーンは、中国では珍しく化粧をしたモデルのような女性が歩きながら、食べかけ半分ぐらいのリンゴを、屋台のが目に入ったとたん、人通りのある道路で何のためらいもなくポイと捨ててしまった。
信じられる?
因みに、旅行中、化粧をした中国女性をあまり見かけない。


8日、タイ族の村“ガンランバ風景区”に行く
途中、バスの中、突然大声が聞こえた。
口喧嘩をしてるのかと思うぐらいの口調だ、辺りを見ると、どうもをかけてるようだ。
旅行中、よく遭遇するが、うるさいぐらい大きな声で平気で喋ってる
さらに、身振り・手振りが加わると、唖然とするばかり、一瞬固まってしまう。
   
タイ族の村、伝統的な高床式住居、屋根にはシンボルのクジャクをかたどってる。

余談だが、ここ景洪にきてから、朝は地元の饅頭(マント―)や包子(バオス)を食べるようになった。
日本のあんまん・肉まんみたいなものだが、いろんな種類がある。
値段は0.5元~1元と安い、朝早く行かないと売り切れてしまう。
2個も食べれば十分、宿近くの下町的な所を探せば必ずある。

、寝台バスで昆明へ戻った。
体調は完全に復活した。