TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

選択肢(せんたくし)が頭にうかぶ(3232)

2022-10-16 23:14:56 | 試合で勝つために大切な事
ライターの内田暁さんが、けがと戦って久しぶりにコートに帰ってきて大会に出場している清水あやのプロのことで、
こんな記事を書いていました。
以下記事です。



『本人に言わせれば「試合勘がヤバイ」状態

「私がこれまでやってきたテニスでは、例えば試合中にフォアにボールが来たとしたら、選択肢が5つくらい出てくるんです。
クロスで深く返す、ダウンザラインに打つ、ロブを打つ、浅く返すなどがあり、その中から1つにしぼる感じなんです。
でも今は選択肢が1つしか出てこない!」

別の選択肢があることに気付くのは、ボールを打った後のこと。「あ、こういう選択もあったじゃん」とも思うが、次のしゅんかんにはまた
ボールが飛んできて、すると開いたはずの選択肢のとびらはパタパタと閉じてしまう

「なので試合を続けるうちに『あ、こっちもあったな』と気付き、それを重ねていくうちに選択肢が増えていくかなと。でも今は見えている選択肢でがんばるしかないです!」 』


※選択肢(せんたくし)っていうのは選ぶものがいくつかあるっていうことです。

※試合勘(しあいかん)っていうのは、うーん、説明がむずかしいな、えーと、試合をたくさんやっていると、なんか試合で勝つ方法が
体の中にわかっていて、体が勝手にそれをやってくれる感じのこと、かな。試合勘がある時は、なんか知らないけど毎回勝つみたいな、
試合勘のない時は、なんか勝てる気がしない…そんな感じですかね〜。



この記事を読んでわかる事は


相手からボールが飛んできたしゅんかんに、頭の中で5つくらいの選択肢がイメージできる。
でも、そのラリーの中で、もし相手と10本ラリーしたとしたら、
相手が打った5回のボールが飛んできた各しゅんかんに、毎回5つの選択肢がうかぶという事です。


10回のラリーって、一体何秒くらいかかるでしょう??

この数秒の中で、きたえぬかれたプロの選手は、超高性能なコンピューターなみに
頭の中で、めくるめく思考が行われているわけです。


そして、これは、長年の練習や試合でつちかわれてきたものです。


ジュニアの皆さんは、相手からボールが来たしゅんかんに、いくつ選択肢があらわれますか?

まずは、相手から簡単なチャンスボールが来たときなどは、相手にすごいボールを打たれた時なんかに比べたら余裕がありますから、
その時に二つとか三つの選択肢をイメージできることから始めましょう。

例えば
チャンスボールが来た

(1)強いボールで叩く
(2)コントロールショットで、ゆるめに確実に相手のいないところに打つ
(3)打つと見せかけてドロップする


まずはこんなところから初めてみるといいかもしれません。




でも、これができるようになったら、次はどんな風にそれをはってんさせていくか。

それに関しては、くわしく書きません。

どうしてかというと、もし全て書いたら、皆さんの上達をうばってしまうからです。

それを自分で考えて、いろいろやることが、テニスの一番楽しい部分であり、楽しくてワクワクするから
どんどん上達するんです。

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