◎ギリシャ神話 20 オリュンポス12神 7
★オリュンポス12神
・ゼウス
・ヘラ
・ヘパイストス(ゼウスとヘラとの子)
・アレス(ゼウスとヘラとの子)
・ポセイドン
・デメテル
・ヘスティア
・アプロディテ
・アテナ(ゼウスとメティスとの子)
・アポロン(ゼウスとレトとの子)
・アルテミス(ゼウスとレトとの子)
・ヘルメス(ゼウスとマイアとの子)
・ディオニュソス(ゼウスと人間セメレとの子)
◎アプロディテ(ローマ神話ではウェヌス 英語名ヴィーナス)
○アプロディテの誕生については、2つの説がある
・ホメロスの「イリアス」の説では、ゼウスとディオネ(ゼウスという語の女性形)の娘とされているが、大衆受けする伝承ではなかった
・もっと大衆受けする伝承は、ヘシオドスの「神統記」の説で、アプロディテは「泡(アプロス)」から生まれたとされている
○アプロディテの起源
・アプロディテの名は、オリエント起源、多分フェニキアのもののようである
・この女神は、アッシリア、バビロニアの女神イシュタルとフェニキア(シリア)の女神アスタルテの姉妹である
○アプロディテの信仰は、フェニキアからキュテラ島へ、さらにキュプロス島へ渡った(別名「キュテレイア」、「キュプリス」)
さらに、ギリシャ全土に拡がった
★美と愛の女神
★豊穣の女神
★春の女神
★田園、庭の女神
○アプロディテ・ウラニア…天上のアプロディテ
理想的な愛の女神
○アプロディテ・ゲネトリクス(産み出す)
○アプロディテ・ニュムペイア(花嫁の)
★娼婦の保護神
○アプロディテ・パンディモス(大衆の)
○アプロディテ・ポルネ(遊女の)
○アプロディテ・ヘタイラ(妾)
・アテナイにはアプロディテ・ヘタイラの神殿があり、一種の女奴隷の娼婦たちが女神官として仕えていたという
その娼婦たちの頂点に立っていたのが、「ヘタイラ」と呼ばれた遊女である
ヘタイラは日本の「花魁」に相当するような才色兼備の存在だったのだろう
★航海の女神
★戦争の女神
○アプロディテ・ペラギア(海の)
○アプロディテ・ポンティア(海の)
・航海の安全を守る神
★「パリスの審判」の物語…トロイア戦争の原因となった話
○トロイア戦争(紀元前1200年頃とされる)の発端
・スパルタ王メネラオスの王妃であった美女ヘレネが、夫の留守中にトロイアの王子パリスに誘惑されて、トロイアに行ってしまった(進んで行ったとも、暴力でさらわれたともいう)
・そこでメネラオスの兄のミュケナイ王アガメムノンが総大将となって、ギリシャの軍勢がトロイアへ遠征し、ヘレネを奪い返そうとした
◎「トロイア戦争」という大規模な戦争が実際にあったかどうかについては意見がわかれている
○「パリスの審判」の物語
・女神テティスとペレウスの結婚式には、女神エリス(「不和」)以外のすべての神々が招かれていた
・そこに招かれざる客としてエリスが来て、「最も美しい女へ」と彫った黄金のりんごを投げ込んだ
・自分こそ最も美しいと主張した3人の女神、ヘラ、アテナ、アプロディテが争った
・ゼウスは人間の判断にまかせようとして、ゼウスの命令によってヘルメスが3女神をイデ山中で羊の群の世話をしていたパリスの所へ案内し、パリスに審判を依頼した
・ヘラは、私にりんごを与えるならば「全アジアの王にしよう」
・アテナは「常に戦に勝てるようにしてやろう」
・アプロディテは「最も美しい人間の女を与えよう」と約束した
・パリスはこの3択のうち、アプロディテを選んだ
○パリスはスパルタを訪れ、ヘレネに会った瞬間、アプロディテから約束された最も美しい女が誰であるかがわかった
・しかし、誇りを傷つけられたヘラとアテナはトロイアの国を荒廃させ、パリスをほろぼし復讐を果たした
・パリスは、ピロクテテスに射られた毒矢(ヘラクレスの弓で射られた)によって死んだ
★オリュンポス12神
・ゼウス
・ヘラ
・ヘパイストス(ゼウスとヘラとの子)
・アレス(ゼウスとヘラとの子)
・ポセイドン
・デメテル
・ヘスティア
・アプロディテ
・アテナ(ゼウスとメティスとの子)
・アポロン(ゼウスとレトとの子)
・アルテミス(ゼウスとレトとの子)
・ヘルメス(ゼウスとマイアとの子)
・ディオニュソス(ゼウスと人間セメレとの子)
◎アプロディテ(ローマ神話ではウェヌス 英語名ヴィーナス)
○アプロディテの誕生については、2つの説がある
・ホメロスの「イリアス」の説では、ゼウスとディオネ(ゼウスという語の女性形)の娘とされているが、大衆受けする伝承ではなかった
・もっと大衆受けする伝承は、ヘシオドスの「神統記」の説で、アプロディテは「泡(アプロス)」から生まれたとされている
○アプロディテの起源
・アプロディテの名は、オリエント起源、多分フェニキアのもののようである
・この女神は、アッシリア、バビロニアの女神イシュタルとフェニキア(シリア)の女神アスタルテの姉妹である
○アプロディテの信仰は、フェニキアからキュテラ島へ、さらにキュプロス島へ渡った(別名「キュテレイア」、「キュプリス」)
さらに、ギリシャ全土に拡がった
★美と愛の女神
★豊穣の女神
★春の女神
★田園、庭の女神
○アプロディテ・ウラニア…天上のアプロディテ
理想的な愛の女神
○アプロディテ・ゲネトリクス(産み出す)
○アプロディテ・ニュムペイア(花嫁の)
★娼婦の保護神
○アプロディテ・パンディモス(大衆の)
○アプロディテ・ポルネ(遊女の)
○アプロディテ・ヘタイラ(妾)
・アテナイにはアプロディテ・ヘタイラの神殿があり、一種の女奴隷の娼婦たちが女神官として仕えていたという
その娼婦たちの頂点に立っていたのが、「ヘタイラ」と呼ばれた遊女である
ヘタイラは日本の「花魁」に相当するような才色兼備の存在だったのだろう
★航海の女神
★戦争の女神
○アプロディテ・ペラギア(海の)
○アプロディテ・ポンティア(海の)
・航海の安全を守る神
★「パリスの審判」の物語…トロイア戦争の原因となった話
○トロイア戦争(紀元前1200年頃とされる)の発端
・スパルタ王メネラオスの王妃であった美女ヘレネが、夫の留守中にトロイアの王子パリスに誘惑されて、トロイアに行ってしまった(進んで行ったとも、暴力でさらわれたともいう)
・そこでメネラオスの兄のミュケナイ王アガメムノンが総大将となって、ギリシャの軍勢がトロイアへ遠征し、ヘレネを奪い返そうとした
◎「トロイア戦争」という大規模な戦争が実際にあったかどうかについては意見がわかれている
○「パリスの審判」の物語
・女神テティスとペレウスの結婚式には、女神エリス(「不和」)以外のすべての神々が招かれていた
・そこに招かれざる客としてエリスが来て、「最も美しい女へ」と彫った黄金のりんごを投げ込んだ
・自分こそ最も美しいと主張した3人の女神、ヘラ、アテナ、アプロディテが争った
・ゼウスは人間の判断にまかせようとして、ゼウスの命令によってヘルメスが3女神をイデ山中で羊の群の世話をしていたパリスの所へ案内し、パリスに審判を依頼した
・ヘラは、私にりんごを与えるならば「全アジアの王にしよう」
・アテナは「常に戦に勝てるようにしてやろう」
・アプロディテは「最も美しい人間の女を与えよう」と約束した
・パリスはこの3択のうち、アプロディテを選んだ
○パリスはスパルタを訪れ、ヘレネに会った瞬間、アプロディテから約束された最も美しい女が誰であるかがわかった
・しかし、誇りを傷つけられたヘラとアテナはトロイアの国を荒廃させ、パリスをほろぼし復讐を果たした
・パリスは、ピロクテテスに射られた毒矢(ヘラクレスの弓で射られた)によって死んだ