時を紡いで

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さざんかの家   (義母の思い出)

2010-12-05 19:21:52 | 思い
     
         
       


     マリオの散歩の時にふと目にしたピンクの花・・・八重のさざんかでした。
     11月の終わりころから咲きだし長く咲いてくれる花です。
     薔薇のように八重で可愛い花で義母はこの花をことのほか大切にしていた。

     そんな時期に帰った時お茶を飲みながら「この家はさざんかの家にするんだよ。だから少しも切らないでおくの。」
     
     義母のその声が忘れられない。

     今年こそと思いながらなかなか買いに行けないでいます。

 
                           


     庭には椿の木は何本もあるけれどこの種類はない。
     近くの花屋さんにはないのでホームセンターにでも行かないとないのだろう。


       


     もう一つは八朔でした。そんなに広くない庭に白い椿や大きな柿の木も植えられていた。

     「おじいちゃんが温州ミカンと言って買ってきたけど八朔なんだよね。」そんな昔を懐かしむように言っていた。



       

      柿の木は次郎柿で毎年たくさんなって枝つきのを送ってくれたりしたものでした。


      義母から電話があったのは7年前の12月22日でした。「今、仏さんのお磨きが終わって電話したのだけど
      もう昆布巻きの準備もすんだよ。風をひかないようにね。」


      それが最後の言葉でした。
      12月23日朝、倒れて私たちが急いで駆けつけた時にはもう意識はありませんでした。

      今年も命日が近づいてきます。


      こんどこそあの同じさざんかを庭の和室の前に植えましょう必ずね。





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