研修人23

2017-08-21 | 研修人
学級のルール再確認を】
                              
1学期の中で、様々なことを学級の中のルールとして決めておられると思います。
守れた子は賞賛されるし、守れなかった子は注意されます。
しかし、その基準がぶれてしまうと、とたんに子どもたちからの信頼を失ってしまいます。
・あのとき、先生はああ言ったのに、今はなにも言ってこない。意外と先生ってテキトウだな。
・◯◯くんには許しているのに、●●さんには厳しく言っている。あれはサベツじゃないかな。
でもこれは、簡単なようでいて、なかなか守れないことです。
だからこそ、がんばって毅然とした態度を教師がとりたいものです。
この「凡事徹底」で、子どもたちとの信頼関係が強固なものになっていくと思います。
以下は4月の段階で、「ここだけは(自分自身)きっちりやろう!」とリストアップしたものです。

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□宿題を丁寧にチェックして、コメントをつけて返してあげよう。
□作文、日記、文字の丁寧さを毎回しっかり見よう。
□返事の仕方は「はいっ」でそろえよう。
□話を聴く時は目とへそを向かせよう。
□評価はこまめに、早めに進めよう。
□名札やワッペンは全員がしっかりつけているかしっかり見ていこう。
□雑巾は毎回しっかり洗って奇麗に干すようにしよう。
□机を離れる時は椅子をしっかり入れるようにしよう。
□教室を出る際は机の上の整理整頓をしっかりさせよう。
□机の中は日々整理整頓させよう。
□ふでばこのルールをしっかり守らせよう。
□掃除の黙働を意識させて、床磨きをきっちりやらせよう。
□学級会を充実させよう。
□どの教科もノートチェックをこまめにしよう。
□教室はいつも朝までに美しくしておこう。
□ワーク、ドリル類はかならずこまめに確認してチェックをいれよう。
□宿題や日記等の回収物はできるだけ早めに返そう。
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これがぶれると、子どもたちは「言っていることが曖昧だなぁ・・・」と思ってしまいます。
月末になるといつも進捗状況を、◯、△、Xでチェックしていました。
しかし残念ながら多くの項目が△でした。
見てみれば当たり前のことばかりなのですが、やはり日々きっちり意識するというのは難しいです(涙)
このような悪い例から学んだことは、「これだけは!」という「一点突破」です。
一つずつ地道に、子どもたちと確認していくのもいいかもしれません。
「ぶれない先生」を意識して、2学期のスタートに臨みたいと思っています。

研修人22

2017-08-21 | 研修人
【先手必勝でやっておきたいこと】                                        
2学期スタートと同時に、怒濤の日々が復活します。
その「怒濤」を子どもたちの荒れにつなげたくないものです。
そのためには、先手必勝!
まずは教室環境を整えて、少しでもこどもたちの心や気持ちをやわらげましょう。
 
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 □ 教室の床をはいてゴミを取り除く。
 □ 教室のゴミ箱の中身をスッキリさせる。
 □ 色あせたり剥がれかけたりしていた掲示物を直す。
 □ 机の並びを縦横しっかりそろえ、椅子を入れる。
 □ 黒板をきれいにする。
 □ ベランダに干してある雑巾を新品に替える。
 □ 子どもたちの机を拭く。
 □ 教室の机の上を整理しておく。
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教師生活でずっと心がけていることです

研修人21

2017-08-19 | 研修人
今から20年前。
自分が初任時代の話です。
大学からの流れでワープロを愛用していた自分でした。
それを見た教頭先生と教務さんは、
「しん先生、それ直ぐ捨ててパソコン買いなさい」
速攻で、当時まだ全盛ではなかったパソコンを買いました。

パソコンが届いて直ぐやらされたのが、タイピングソフトのインストールです。
おかげでブラインドタッチもかなりきっちりとできるようになりました。
その成果はすさまじく、
仕事の効率化にはすばらしいものがありました。
今は、ただただ感謝あるのみです。

そんな今、若者に勧められてフリック入力の練習をしていますが、
ふと20年前のあの時のことを思い出してしまいます。
こちらも遠くない未来、
深く深く感謝することになりそうです。

研修人20

2017-08-17 | 研修人
教職生活も20年を数え、自分の人生を振り返ってみると、
実にすばらしい先輩&同僚&後輩に恵まれてきたなぁ
ということを実感します。
本当にたくさんのすばらしい方々から、
たくさんのことを教えていただきました。

その中で、みなさんに共通することは、
「(いろいろなことに)すぐに気づく」
ということです。
そして、前向きに対処されていくことです。
すぐにです。

そんなすばらしい「気づく力」のある方に囲まれて、
阿吽の呼吸の中で素敵な教師人生を送れてきました。

こんな素敵な環境を作っていくためには。
それはやはり自分も真似をして「気づきながら」動いていくことが
大切だと思っています。
それが周りへの感化を生みます。

またもう一つ、新しくこの環境に飛び込んできた若手たちには
「気づくために」教えることはしっかり教えることが大切だと思っています。

「気づくだろう」と思ってなにもせず、結局、
「なにもされないで」憤慨するのは本末転倒です。

自分もダメなものはだめ。
いいものはいい。
そしてそれを率先して前向きにとりくむ先輩方の背中を見て、
学んできました。

自分自身もそれをしっかりやらなくてはならないと思う、
夏休みの終わりです。

研修人19

2017-08-15 | 研修人
大学時代は「今日できることは明日すれば良い」という主義でした。
しかし、働き始めて、その考えが180度変わりました。
教育現場は「突発的な出来事」の嵐!
けんか、けが、電話、トラブル・・・
若ければ若いときほど、そう思いました。
そんなとき「(この仕事は)朝や昼休みにやっておこう」
と思っていたことができなかったときの絶望感といったら、、、
それはそれは、大きかったです。

まさに、
「今日できることは昨日までにやっておきたい」
という大転換を余儀なくされました。

それを実行するための仕事術を全く身に付いていない自分。
(具体的にはスキマ時間の活用や、朝仕事生活、手帳活用など
いろいろあるのですが、その手段は身に付いているはずもなく、、、)
しかし、「意識」をするだけでも、「動き」が変わっていきました。

自分としては3日前を目処に仕事の前倒しを意識していましたが、
大先輩の先生の著作を読むと「10日前」「1ヶ月前」に終わらせしまう
という達人的な仕事をされる方も多くいらっしゃいます。
前日までに当日の仕事は終わらせていて、朝は早く出勤し、
周りの仕事を手伝うという先生も目にしました。

「今日できることは昨日までにやっておきたい」

突発的なことが周りでおこりやすい若手の先生や、
若くもないけれど未熟な私のような者ほど、
意識していきたいことだと思います。


研修人18

2017-08-13 | 研修人
諸帳簿等を上司に提出し、それが返却されたとき。
ほとんどの先生はすぐに開いて確認します。
「どんなコメントが書いてあるか?」
を無意識のうちに探そうとします。
教師でも(当たり前ですが)こうです。
では、子どもだったらどうでしょう。
一生懸命書いたノートを先生に提出して、
戻ってきた時開いてみると、ただのサインだけだったら、
きっとがっかりすることでしょう。
一番いいのは、その頑張りを褒めるコメントを書いてあげることです。
でもそれを毎日40人近い子どもたちにやることは
難しいかもしれません。

そんな場合でも(教師が)やれることはあります。
・特別なハンコをペタン
・太い太い赤ペンで花マル
・A,Bなどの個別評定。
こういうことで、子どもたちは笑顔で返却されたノートを読み返します。

特にも個別評定はおすすめです。
A  よい
B 普通
C もう少し(書き直し!)
を基準として、Aを超えるものとして、
AA,
AAA
などを設定するだけで、子どもたちの挑戦意欲をかき立てます。

ノートを返したときに、
多くの子どもたちがものすごい勢いでページを開いて確認するか?
そこが学級の様子を示す、一つのバロメーターかもしれません。

研修人17

2017-08-07 | 研修人
板書。
何でもないことですが、自分はどんな授業でも、必ず
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日付
ーーーーーーーー
ページ
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単元名
ーーーーーーーー
を、必ず始めに(黒板に)書きます。
子どもたちもそれをしっかりノートに書きます。
初任時代に教わったことですが、
それがもうルーティンワークになっています。

ごくまれに、書くタイミングが遅れるときがあると、必ず誰かが
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先生、ページ数は
なんですか?
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などと、聞いてきます。

「勉強への構え」ができている証拠です。

これも一つの「学習訓練」だと思っています。

以前教えた児童が、私の教室に入る機会があって、
消し忘れた板書を見て、

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あ〜、懐かしい!
日付とページ数!
おれ、これ書かないと気持ち悪くって・・・・
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継続する力にまでつながっていたことも
うれしく思いました。