みなさん、こんばんは。hkです。
帰りの電車では、いつものようにペーパーの本を読んでいました。しかし、周囲はスマホを手にしている人が半数以上でしょうか。ゲームをする人、音楽やラジオを聴く人、電子書籍を読む人、チャットをする人などなど。いちいちのぞき込むわけではないのですが、それぞれが何かをしています。
電車の中だけではありません。カーナビ代わりに使う人もいるでしょう。オンライン会議に参加する人、〇〇payで代金を支払う人、歩数計として利用する人などなど。使う用途はどれほどあるかわかりませんが、私たちの日常生活になくてはならないものになっているようです。
話しは半分それますが、2013年に放映された『半沢直樹』の前半のクライマックスシーン。焦げ付いた融資を回収しようとした主人公が、融資先の社長の隠し口座を差し押さえることに成功。クラブで飲んでいた社長にそのことを伝えると、慌ててスマホを取り出し口座にアクセスしようとしますが時すでに遅し――、という場面があったことを思い出します。
一方で、2021年上半期ベストセラー選書3冠を達成したと言われる「アンデシュ・ハンセン著、久山葉子訳『スマホ脳』新潮社」では、スマホの弊害がいろいろと述べられています。「スマホは私たちの最新ドラッグである」「バカになっていく子供たち」などは章の刺激的なタイトルですね。もっと衝撃的なのは、あのスティーブ・ジョブズは「子供たちのそばにiPadを置くことはしない。スクリーンタイムを厳しく制限している」と話したということです。
どんなものでもそうなのでしょうが、完璧なものなどない。益もあれば害もある。大切なのは、機械に使われるのではなく、いかに使って役立てるか、ということですね。