期待通りの男

７月１０日（）

女が不安でなかったと言えばそれは嘘、、、、

キッチンに立っている時から、、、、


「耐えられるのか、、、これだけで、、、、」

「いやっ！普通はこれで十分なはずなのよっ！」


と自問自答を繰り返した挙句、


心配のあまり鍋をもう一つ取り出したのだから、、、、


そして、、、、


　←かんぱーいっ！

「今夜はラムステーキナイトっ！サイドはカボチャ＆ポテトの
　　　ローストとサラダだっ！」

「うぉ～美味いっ！美味いっ！」

「本とはこの３種類だけにしよ～と思ったんだけどさっ！
 　　どーせ、、足りないって言うと思って、、、、」


　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　
「ペンネ・アッラビア～タもご用意いたしましてよっ！」

「十分っ！十分っ！俺、最近食べる量へったしっ！」

「ありゃっ！そりゃーよかったっ！」



《食後、、、、１５分経過》

ジャバジャバジャバジャバ

キッチンでお皿を洗っている女に笑顔で近づく男、、、

「あのさぁ～実はねっ！」

「ん？何？」

「俺ねぇ～」

（あら、、転勤でも決まったのかしら、、、）と話の続きに女が

大きな期待を寄せたその時だったぁーーーっ！


『お茶漬け食べたいんだけどぉーーっ！』


ふっある意味、期待通り、、、、


　←あのねっ！あと１０分くらいすればねっ！
 　　　　　　　　　　　　お腹が落ち着いてねっ！満腹になるのよっ！


と、、、盃片手の女に２０分も説教される太っ腹であった、、、、



　←食後、ラーメンをねだったりもする男にぽちっ！
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