数十年に一度という大寒波
武家の娘 お作さんは 領内見廻りで津根村にきた殿様に気にいられ 召される
その殿様というのは八代将軍吉宗のいとこで その後 紀州徳川家の藩主になった 徳川宗直 という人 二人のあいだにできた子も やはり藩主となったから お作さんは 徳川御三家の一つ 紀州藩主の生母となった
永隆院となったお作さんは 津根に戻ることは一度もなかったが 故郷に心をよせており 一宮神社に常夜灯を寄進されている
それにしても 寒さが半端でない 顔にあたる粉雪まじりの冷たい風が痛い
数十年に一度という大寒波
武家の娘 お作さんは 領内見廻りで津根村にきた殿様に気にいられ 召される
その殿様というのは八代将軍吉宗のいとこで その後 紀州徳川家の藩主になった 徳川宗直 という人 二人のあいだにできた子も やはり藩主となったから お作さんは 徳川御三家の一つ 紀州藩主の生母となった
永隆院となったお作さんは 津根に戻ることは一度もなかったが 故郷に心をよせており 一宮神社に常夜灯を寄進されている
それにしても 寒さが半端でない 顔にあたる粉雪まじりの冷たい風が痛い