買ったはいいけど読んでない本がずいぶんある。少しは消化したいので手に取ったのはヘミングウェイの「武器よさらば」。多分学生時代に買ったやつだ。とりあえず名作と呼ばれる本を読んでみようと思い立っていた恥ずかしいあの時期に購入したやつだ。武器がさらばする前に本が本棚におさらばしてしまって早10年。リベンジ戦だ。
しかしあれだ。冷静に表紙を見返すと、表紙が著者の肖像画(もしくは写真)だ。遥か昔に読んだ「老人と海」も確か同じ表紙だったな。凄いセンスだ。表紙に自分の顔を持ってきて絵になるってうらやましいですよ。日本人じゃどんな文豪も(笑)にしかならん。太宰治の顔どーんと出して「人間失格」。夏目漱石の顔ばーんとアップにして「坊っちゃん」。三島由紀夫の顔の真上に「金閣寺」。大文豪を持ってきてもコレジャナイ感がたまらない。やはり海外の深い顔は1枚絵としてアドバンテージがある。そもそも名前がずるい。ヘミングウェイって。字面がもう既に格好いい。フルネームも何?アーネスト・ヘミングウェイ?英語表記でE.HEMINGWAY。意味ありげなEの一文字が名前のスペシャル感を高めててずるさ倍増である。俺も苗字と名前の間にFとかTとか入れてみたい。
今実際に声に出してみたけど、だせぇ。苗字と名前の間にアルファベットはドラえもんの作者だけで十分だ。俺は今の名前に満足してる。それでいいじゃないか全く。とりあえずしばらくこの本を読んでみよう。
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