![]() | 創業三〇〇年の長寿企業はなぜ栄え続けるのか |
グロービス経営大学院 | |
東洋経済新報社 |
9月26日の東洋経済オンラインで面白い記事を見つけました。
田久保 善彦 :グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長 の著書
『創業300年の長寿企業はなぜ栄え続けるのか』という本の紹介文です。
要約すると、日本における老舗の企業は、神事・祭事・仏事を重要視しています。
神棚や御札、時に自社で創った神社には、事業に関わりの深い神様が祀られています。
毎日ではなくても、始業前に社員がお祀りしてある神棚等に向かい、2礼2拍をする企業も。
自然にしても、安全にしても、努力によって改善することはできますが、
最後は、人事を尽くして天命を待つ、という心境にならざるを得ません。
神棚や御札にお参りをするという行為は、人智を超えたあらがえないものへ謙虚な気持ちと、
生かされていることへの感謝の気持ちを行動に表すことになります。
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以前会計事務にいて、経理処理をしているた時、月2回(1日と15日)
キチンと欠かすことなく御榊とお供えを購入している会社がありました。
確かにその会社は老舗であり、規模は小さくとも業績のよい会社でした。
業績が不振になれば、当然いろいろな部分で経費を切り詰めていきます。気持ちにも余裕がなくなって
いくものです。
「衣食足りて礼節を知る」ではないですが
神様をお祀りしてお参りするという行為は、人智を超えたものを敬うことはもちろんですが、
そのような余裕のある会社であるのだということの表れなのかな、と思う次第です。
いろいろなゲン担ぎをしている会社の社長さんもみえます。
あるとき迷い犬を保護して、そのまま飼ったら業績がよくなったので、それ以後犬をずーっと
飼い続けているなど。
やはり気持ちのよりどころは経営者にとっては必要なんでしょう。
これは、一般人にもいえること。
なので、我が家の神棚も今日(10月1日)に、キチンと御榊とお供えを取り換えました。
これを継続していかなくちゃ、いけないんですけどね。