夫婦喧嘩は犬も食わない
とは、
「夫婦喧嘩は、つまらないことが原因や、一時的なものであったりする。
そのため他人が間に入って仲裁したり心配するものではない」
というたとえです。
確かに喧嘩をしていると、売り言葉に買い言葉が重なり、何が発端であったのか
途中でわからなくなることがあります。また後から思い返してみると、重大なことも
ありますが、大半はたいしたことではなかったりします。
冬が過ぎて窓を開けていることが多くなると、喧嘩を始めてから気づきます。
「しまった!外にマル聞こえじゃん!!」と。でも今更閉めるのも何だし、
頭に血が上っていて気づかないこともあります。
そんなに夫婦喧嘩をするのか?と聞かれると、
「時々はします。」と答えます。
怒りもチョコチョコ小出しにしておけば、大事には至らなくてすむではないですか?
火山もマグマがたまりすぎると大爆発を起こして、大惨事になってしまいますよね。
それと一緒です、なんて。
最近の夜、夫婦喧嘩らしいき声が外から聞こえてきました。
時おり聞こえてきます。なので、あぁまた始まったか、といった感じです。
冒頭にも書きましたにもが、「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」
我が家のワンコは夫婦喧嘩が始まると、いずれともなく姿を消します。
ソファーの陰に隠れてたり、寝室に行っていたりと、その時により違いますが
とにかくその場から逃げます。そして喧嘩が終わるころ、そっと現れてそばに寄ってきて、
「なでで」と催促してきます。
犬のつくことわざを見てみると
・「犬が西向きゃ尾は東」・・・当然であること。また、それをことさらめいていう言葉。
・「犬猿の仲」・・・仲の悪い間柄のたとえ。
など、犬はあまりいいたとえには使われていないようです。
「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」も、犬は何でも食べるからという概念からきているようです。
しかし、犬が何でも食べるわけではありません。確かに大食漢のコもいますし、食べては
いけないものを食べ、獣医さんに担ぎ込まれるコもいますが。
でも、犬って家族をすごくよく見ていると思います。普段は自己中のようでも、
雰囲気というものにはすごく敏感であるし、頭もいいのです。
よく喧嘩をしているご夫婦のところも室内にワンちゃんがいて、普段は
吠え声も聞こえますが、いざ喧嘩の時は吠え声ひとつたてていないようです。
動物嫌いの人か、はたまたよく犬を理解していない人が、きっとこのことわざを
つくったのだろうなぁ、と思う今日この頃です。