空気にも季節のにおいがあると思いませんか?
最近、冬の空気を感じるにょろです。
夜の8時頃ともなると東の空にひときわ明るい星が目に止まります。
みなさんご存知の木星ですね。
12月3日には、太陽 - 地球 - 木星が一直線の並びとなる「衝(しょう)」を迎えます。
「衝」になるということは一晩中、木星が見えるということですので、今、木星は見頃
を迎えているということになります。
その木星のそばには、オレンジ色に輝くアルデバラン、その2つの星の上方には、
プレアデス星団(すばる星)があります。
何だかとてもにぎやかになってきましたが、この付近の星座は何でしょう。
黄道12星座シリーズ
今回から冬の始まり。
おうし座です。
星座名 :おうし座
季節 :冬
学名 :Taurus(略 Tau)
面積 :797平方度(第6位/黄道12星座)
黄道12宮 :金牛宮(4月20日~5月20日 トロピカル式)
おうし座にはアルデバランという1等星があります。
オレンジ色の巨星で、太陽の50倍の大きさがあるといわれています。
この星を頼りにおうし座を見つけてみましょう。
牡牛なので2本の角もあります。星座絵を頭に入れてアルデバランから星をたど
れば何とかなるでしょう。
おうし座には、アルデバランやヒアデス星団、プレアデス星団など見どころも多い
ので是非探せるようにしましょう。
ここでちょっとお詫びですが、写真の構図。 全景が入っていませんでした。
ごめんなさい。
プレアデスとかオリオンとのコラボとか好きな構図を妄想?しながら撮ってました
ので全景を意識していませんでした。(笑)
でもオリオン座流星群の流れ星がど真ん中を流れました!
狙い通りです!(ウソです。 流れてる方向が違うでしょ!人工衛星です。)
..これで勘弁してください。orz
中途半端ですが結んでみましょう。
正解はこちら。
アルデバランとプレアデスが分かればそれで正解です。
アルデバランを筆頭にV字型に星が並んでいるのが分かるでしょうか。
おうし座の顔を形作る部分ですが、これがヒアデス星団と呼ばれる散開星団で、
日本でもその形から「釣鐘(つりがね)星」と呼ばれていました。
このヒアデス星団とアルデバランは、地球から見ると一緒に見えますが、アルデ
バランはヒアデス星団の星の1つではありません。ヒアデス星団は約150光年、
アルデバランは約65光年と距離が違うのです。集合写真を撮ってる前を見知らぬ
ひとがカブッた的な感じでしょうか。(笑)
そしてこれを語らずにはいられません。
全天で最も美しい星団の1つ。プレアデス星団です。
日本でもすばる星として古来より親しまれています。
プレアデス星団は約120個ほどの若い星の集まりですが、中でも明るい星が9つ
あり、それぞれに名前が付いています。
ギリシャ神話の神であるアトラスとプレイオネ、そしてその間に生まれた7姉妹に
由来します。
これから望遠鏡や双眼鏡で観察することも多いと思いますので、2-3個は覚えて
いても良いでしょう。
にょろは眼視観察では力強い輝きのアルシオネ、写真では星雲をまとったメロー
ペが好きです。
スバル自動車(富士重工業)のマークはこの星団に由来することは有名ですが、
7姉妹も国内外向けの車名として使用されています。
国内では1991年のアルシオーネSVXが印象に残っています。
如何だったでしょうか。
牡牛座。
冬を代表する勇猛で煌びやかな星座でしたね。
こらからの季節の主役です。
次回はふたご座です。
にょろにょろ。