双魚宮。
うお座 黄道12宮での呼び名です。
双魚ですから双子の魚が仲良く泳いでいる姿かと思いきや、そこには逃げる
のにいっぱいいっぱいの母子の姿がありました...。
話を少し戻してやぎ座のお話を覚えていますか?そう、前々回のやぎ座です。
うお座のギリシャ神話はやぎ座のそれと時が同じです。
今は昔、ナイル川のほとりで神々たちの宴が催されていました。
羊飼いの神、パーンは角笛を吹き鳴らして舞い踊り、宴は最高潮を迎えていた頃、
怪物テュフォンが突如現れ神々に襲いかかりました。
神々はクモの子を散らすように逃げ惑い、パーンは魚に変身して川へ逃げよう
としましたが、変身に失敗。下半身だけが魚のやぎの姿でジタバタ...。
そしてそこには母子の姿もありました。
母の名はアフロディーテ。そしてその子、エロス(キューピット)の姿でした。
2人は魚の姿に変身し、ナイル川へ飛びこみましたが川の流れは想像以上に
速く、今にもはぐれそうになったため、アフロディーテはエロスの尾と自分の尾
を互いにリボンで結わえることで、はぐれることなくその場から逃れることができ
たそうです。
うお座に描かれている2人を結ぶ紐はちょっと幅があるように描かれています。
愛と美の女神 アフロディーテの美しい長い髪を結わえていたリボンだったので
しょうか。
子を護る母の愛の形が天に掲げられています。
ということで黄道12星座シリーズ。今回はうお座です。
星座名 :うお座
季節 :秋
学名 :Pisces(略 Psc)
面積 :889平方度(第4位/黄道12星座)
黄道12宮 :双魚宮(2月19日~3月20日 トロピカル式)
前回、みずがめ座の結びに難解な星座と書きましたが、その理由はやっぱり
明るい星がないということに尽きます。
うお座のα星は3.8等星。以下4等星のあつまりです。
街中では存在すらわかりません。空の暗い高原へ行ってもすぐに星を結ぶのは
難しいでしょう。
では、星結びは絶望的かと思いきや、実は秋の四辺形が星結びを手伝ってく
れます。秋の四辺形はペガサス座ですよね。
四辺形は2.5等星くらいですから探すことはできます。
「星の館」でも秋の星空案内では定番になっています。
ポイントは、四辺形で最も明るい左端の2等星アルフェラッツ(実はこの星はアン
ドロメダ座)、南に下がったγ星、その右上のα星を結んだV字形を利用します。
実はうお座もV字型をしており、この四辺形のV字に沿った形をしています。
やや鋭角のV字ですがこれを利用して探し当てれば良いのです。
とりあえずチャレンジしてみましょう。
正解はこちら。
あーなるほどって。やっぱりちょっと難しいかも。
写真に撮っても星が暗くて微妙ですね~。
あっ みずがめ座に続いてまた暗いって言った。失礼ですねまったく。
うお座だって負けていませんよ。
今、うお座を観察いただくと、もれなく天王星が付いてきます。(笑)
東の魚の下あたりです。6等星ですので望遠鏡で観ることができます。
ちゃんと写真にも写ってるんですよ。ほら。↓
何はともあれ、うお座はみずがめ座と共に秋の静寂な空を飾る美しい星座なのです。
次回は、おひつじ座です。
にょろにょろ。
(参考文献:ナツメ社「星座の辞典」)
うお座 黄道12宮での呼び名です。
双魚ですから双子の魚が仲良く泳いでいる姿かと思いきや、そこには逃げる
のにいっぱいいっぱいの母子の姿がありました...。
話を少し戻してやぎ座のお話を覚えていますか?そう、前々回のやぎ座です。
うお座のギリシャ神話はやぎ座のそれと時が同じです。
今は昔、ナイル川のほとりで神々たちの宴が催されていました。
羊飼いの神、パーンは角笛を吹き鳴らして舞い踊り、宴は最高潮を迎えていた頃、
怪物テュフォンが突如現れ神々に襲いかかりました。
神々はクモの子を散らすように逃げ惑い、パーンは魚に変身して川へ逃げよう
としましたが、変身に失敗。下半身だけが魚のやぎの姿でジタバタ...。
そしてそこには母子の姿もありました。
母の名はアフロディーテ。そしてその子、エロス(キューピット)の姿でした。
2人は魚の姿に変身し、ナイル川へ飛びこみましたが川の流れは想像以上に
速く、今にもはぐれそうになったため、アフロディーテはエロスの尾と自分の尾
を互いにリボンで結わえることで、はぐれることなくその場から逃れることができ
たそうです。
うお座に描かれている2人を結ぶ紐はちょっと幅があるように描かれています。
愛と美の女神 アフロディーテの美しい長い髪を結わえていたリボンだったので
しょうか。
子を護る母の愛の形が天に掲げられています。
ということで黄道12星座シリーズ。今回はうお座です。
星座名 :うお座
季節 :秋
学名 :Pisces(略 Psc)
面積 :889平方度(第4位/黄道12星座)
黄道12宮 :双魚宮(2月19日~3月20日 トロピカル式)
前回、みずがめ座の結びに難解な星座と書きましたが、その理由はやっぱり
明るい星がないということに尽きます。
うお座のα星は3.8等星。以下4等星のあつまりです。
街中では存在すらわかりません。空の暗い高原へ行ってもすぐに星を結ぶのは
難しいでしょう。
では、星結びは絶望的かと思いきや、実は秋の四辺形が星結びを手伝ってく
れます。秋の四辺形はペガサス座ですよね。
四辺形は2.5等星くらいですから探すことはできます。
「星の館」でも秋の星空案内では定番になっています。
ポイントは、四辺形で最も明るい左端の2等星アルフェラッツ(実はこの星はアン
ドロメダ座)、南に下がったγ星、その右上のα星を結んだV字形を利用します。
実はうお座もV字型をしており、この四辺形のV字に沿った形をしています。
やや鋭角のV字ですがこれを利用して探し当てれば良いのです。
とりあえずチャレンジしてみましょう。
正解はこちら。
あーなるほどって。やっぱりちょっと難しいかも。
写真に撮っても星が暗くて微妙ですね~。
あっ みずがめ座に続いてまた暗いって言った。失礼ですねまったく。
うお座だって負けていませんよ。
今、うお座を観察いただくと、もれなく天王星が付いてきます。(笑)
東の魚の下あたりです。6等星ですので望遠鏡で観ることができます。
ちゃんと写真にも写ってるんですよ。ほら。↓
何はともあれ、うお座はみずがめ座と共に秋の静寂な空を飾る美しい星座なのです。
次回は、おひつじ座です。
にょろにょろ。
(参考文献:ナツメ社「星座の辞典」)