お正月気分も抜け出た感がありますが、遅ればせながら
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年は、彗星狩りに期待を寄せているにょろです。
今年もがんばりすぎないように頑張ってまいります。(笑)
さて、昨年5月から開始しました黄道12星座シリーズ。いよいよ最終回です。
星座名 :かに座
季節 :春
学名 :Cancer(略 Cnc)
面積 :506平方度(第9位/黄道12星座)
黄道12宮 :巨蟹宮(6月22日~7月22日 トロピカル式)
かに座は、春の星座なんですねー。
深く考えていなかったんですが、なんかきりが悪いですよね。
かに座から始めていれば冬のふたご座で締めくくれたのに..。orz
ま、それはおいといてと。
かに座ですよ、かに座。
かに座は3等星以下の星の集まりなので街中では見つけにくい星座です。
見つけ方としては、ふたご座のポルックスとしし座のレグルスの間と覚えれば
いいと思います。
さっそく結んでみましょう。
正解はこちら。
かに座自体は見た目、パっとしませんが、その甲羅には沢山の卵を抱えています。
結構有名ですのでご存知の方も多いと思いますが、散開星団のM44です。
プレセペ星団とも呼ばれます。約200個の星が直径16光年ほどの領域に集まって
いるものです。
おうし座で紹介しましたヒヤデス星団とともに、かつて同じ星雲領域で誕生したそう
です。
かに座は、ギリシャ神話では、化け蟹「カルキノス」として描かれていますが、実は
とても友達思いの蟹なのです。
親友の「ヒドラ」が勇者ヘラクレスと闘った際に、ヒドラが形勢不利な状況を見て、
危険をかえりみず、勇敢にもヘラクレスへ立ちはだかったところ、そのままたちどこ
ろに踏み潰されてしまったというなんともこう、コメントしずらい戦歴の持ち主なので
すが、熱血的で友達思いのこの蟹には誰もが心を打たれることでしょう。(笑)
この様子に感激した女神ヘーラがかに座として天に掲げたとのことです。
ちなみに、かに座はヒドラ(うみへび座)のすぐ頭上にあり、2匹は天でも仲良く語り
合っているようににょろには見えます。
うお座のアフロディーテとエロス、そしてカルキノスとヒドラ。
神であろうが、化け物であろうが大切なものを守る思いは同じな様です。
黄道。太陽の見かけ上の通り道。
天球上に描かれるその曲線と、それにかかる星座のつながりは、のどかなローカル
鉄道のようでした。12星座の各駅停車の旅は如何だったでしょうか。
黄道は、天の赤道に対して約23度ほど傾いていますが、その微妙な傾き加減によっ
て、華やかな星座から見逃しそうな星座まで、幅広く触れることができたように思えます。
「星の館」からでは、12星座のすべてをご案内することは難しいですが、少しでも興味
を抱いて頂けたら幸いです。
にょろにょろ。
(参考文献:ナツメ社「星座の辞典」より)
次回予告!
もっとも身近な天体、「月」を特集していきたいと思います。
お楽しみに。