春日市白水大池公園 星の館

街中にある天文台で星空にとけ込もう

セミの脱皮

2013年07月26日 | 日記

初めてみました
ずっと見たい、見たいと思っていて。
やっと見れました。

一昨年、星の館の周りの植え込みにセミの抜け殻をよく見かけたので、
脱皮の姿見れるかもと思い、昨年夏からずっと探していたんです。

先日、星空クラブの授業が終わった後、生徒から
「吉富さん!セミが脱皮するかも!」
と。呼ばれて外に出ると・・・。

Img_0026

セミとは思えない生き物が芝生の上を歩いています。
生徒のお父さんが
「これはセミが脱皮する前の姿だよ
と教えてくれました。
星空クラブの先生を務める髭ジイは65歳。
その髭ジイも「初めてみた!」と大興奮
その後近くの桜の木を登っていきました。

Img_0036


来館者も増えてくる時間で、天文台の案内をしていたら、
また生徒が呼びに来てくれて。

「吉富さん!背中が割れ始めた!

Img_0042


「吉富さん!出てきた!

Img_0044


「吉富さん、早く来て!!

Img_0046


と脱皮の状態を報告に来てくれます。

この日は夏休みになった7月20日で、来館者も多く、
すべての望遠鏡に行列ができるくらいお客さんが多い一日でした。
お客さんも気になるけどセミの脱皮もものすごく気になる・・・
セミの元に行くと、ここにもまた撮影する人で行列が・・・。
みんな初めて見た!とカメラを向けていました。

Img_0048


翌日は抜け殻だけが残り、どこかに飛んで行ったようです。
たくさんの人が観察していたけど、誰一人触ったりイタズラする人はいなくて。
なんだかホッコリしました

夏休みの初め、土星もキレイに見え、
セミの脱皮も見ることができ、イイ始まりですね
   よっしー

☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆

星の館は『学べる天文台』
皆さんのお越しをお待ちしております☆
白水大池公園 星の館  ホームページ

☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「梅雨明け十日の夏の空(4/4)」。

2013年07月24日 | 星☆の雫

にょろにょろです。

さて、短かったこのシリーズ。最終回です。

南の低空、おおかみ座から徐々に上がってきました。

最後は定番の「夏の大三角」です。

もう野暮な解説は必要ないですね。

Img_7773

五ヶ瀬の空は暗いです。

夏の大三角が北東の空から上ってきている時の写真ですが、4045
の高さでも
夥しい数の星が煌めいていました。

夏の大三角を形作る「こと座のベガ」、「わし座のアルタイル」、「はくちょう座
のデネブ」。

見慣れてはいますが、遥々2013年の地球に到達した光たちがカメラに吸い込ま
れます。

今年は梅雨明けが早く、いつもより夏の銀河を早く楽しませてくれている星たち。

絶え間なく届き続ける星の光は今年も健在です。

にょろにょろ。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「梅雨明け十日の夏の空(3/4)」。

2013年07月17日 | 星☆の雫

にょろにょろです。

今日でちょうど梅雨明け十日を迎えました。

これからも晴天は続きそうですが、だんだん雲が多くなって来るでしょう。
今日の梅雨明け十日の空は「へびつかい座」です。

ご存知ですか?へびつかい座。

13星座の星占いで耳にする星座ですね。
この13星座星占いは、古来からある黄道を12等分した黄道12宮ではなく、
現代の天文学に基づく星座区分で区切られています。
実際に黄道を現代の星座区分で見てみるとさそり座といて座の間の黄道
の一部が、へびつかい座を横切っているのがわかります。

また13星座占いでは、星座区分そのものが期間の長さに反映されている
ことから、12星座占いとは全く異なり、へびつかい座は1130日~1217日、
その前のさそり座は1123日~1129日とわずか7日間、その後のいて座
31日間とバラバラです。

このような感じなのでちょっぴりマイナーな占いとなっているようですね。

さて、13星座の話はこの辺にしておいて、そのへびつかい座の写真です。

Photo

あえて星座線は引きませんので、辿ってみてお楽しみ下さい。

α星のラス・アルハゲを見つけて下へ辿っていきましょう。

蛇遣いのイメージはターバン巻いたインド人が笛でコブラを操っている的
な印象がありますが、へびつかい座として掲げられているのは名医アス
クレピオスです。

ついには死者までも蘇生させたためゼウスによって殺されたとか。
アスクレピオスのシンボルは蛇。
蛇が杖に巻きついたアスクレピオスの杖はWHO(世界保健機関)を始め
多くの医療関係のシンボルにもなっていますよね。

・・・明るい天の川銀河から徐々に漆黒の空間へと切り替わっていくこの
領域はとても幻想的です。

にょろもこの写真は気に入っています。

夏の南の夜空にへびつかい座ありです。

にょろにょろ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「梅雨明け十日の夏の空(2/4)」。

2013年07月11日 | 星☆の雫

にょろにょろです。

新連載「梅雨空の向こう側」を始めた矢先の梅雨明けです。orz

まぁ嬉しい誤算ですので、ここはタイトルを改め、「梅雨明け十日の夏の空」
へ変更します。(笑)

梅雨明け十日とは、梅雨が明けた日から10日は安定した晴れが続くことに由来
しているものと思いますが、まさに今がそれにあたりますよね。
連日、快晴・真夏日・猛暑日のオンパレード
です。
今日7/11も福岡市は雲ひとつない快晴の空でした。

この梅雨明け十日の空はほんとに気持ちがいいものです。(暑さは置いといて。)

スッキリ爽快の濃い青空、こんな空は何度見上げても飽きません。
特に地平線近くまで空が青い日は南に低い星たちと出逢えますので期待感が高
まります。
この期間を過ぎると太平洋高気圧の勢力も不安定になり、地平線近くは快晴であって
も白く霞んでくるような気がします。
このようなことから、夏の星空を本当に堪能できるのは、入梅前の5月の深夜と
梅雨明け十日の夜空とにょろは思うのです。

そんな訳で連載2回目は、夏の代表格のさそり座を見てみましょう。
撮影ロケ地は、前回と同じ宮崎県五ヶ瀬村です。

_

もう空一面星だらけです。

このさそり座とその左のいて座付近は私たちが住む天の川銀河の
中心方向ですので、ひときわ星の数が多くなります。
また天の川には黒い暗黒星雲があるために複雑な模様となってい
るのがわかります。

ほんとに銀河を横から見ているという実感が沸いてきます。

Photo

これはさそり座の頭部をアップした写真です。ここにも暗黒星雲が存在
しています。その部分は星が無いように見えますが、実際には星の前に
暗黒星雲があるため、星が無いように見えるだけです。
中心の大きなオレンジ色の星は赤色超巨星の「アンタレス」で、こうして見る
と星の色にも個性があるのがわかります。

今年のさそり座の星たちも元気な光を送り届けているようです。

にょろにょろ。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「星座の切手 2013 春」。

2013年07月08日 | 星☆の雫

九州北部地方、梅雨があけました!

早い!2週間ほど早い梅雨明けに気持ちも明るくなりますね。 暑いけど..


さて、今日は昨年の711日に紹介しましたキレイな星座の切手の続編です。


この切手は、「手紙文化と自然科学の両分野の振興」を目的として制作された
もので
今年で3年目。毎年9つの星座が1つの切手シートとなってリリースされています。


一昨年の第1集は「夏の星座」、昨年の第2集は「秋の星座」、そして今年は第3

で、「春の星座」となっています。


夏と秋の切手は、昨年711日のブログを見て頂くとして、今年の「春の星座は」

どうでしょうか。


デザインされていたのは、かに座、しし座、おとめ座、おおぐま座、こぐま座、うしかい座、
からす座、かんむり座、りょうけん座の9つでした。

中でも輝きがキレイなのはかんむり座です。
アリアドネの冠がキラキラと輝いて
います。
また9つの星座の中心にこぐま座(北極星)を配置しているところも注目ですね。

このシリーズの特徴として、9つの星座とは別に日本古来の星座が1つ加えられ

ていますが、今回は「ひしゃくぼし」でした。そう北斗七星ですね。


今回も見慣れた星座線とやさしい図案で親しみが沸く作品となっています。


いよいよ来年は冬の星座で完結でしょうか。

この切手は現在郵便局にて800円で販売中です。

数に限りがありますので、お求めの方はお早めに。

にょろにょろ。

006


007

012

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする