以下 2010年1月6日記録
1月6日、主治医から正式に一旦退院の許可が下りる。
明日午前中に退院することにした。
午前の回診の医師との会話↓
「私は不思議にもこの病気を宣告されてから未
だに一度も落ち込んだことが無いんです」(私)
「前向きの人はすごく回復が早いんですヨ~!」(医師)
脳細胞が単純な私はそれを聞いてご機嫌になった。
荷物も整い午後からは余分の時間が出来たので図書室に顔を覗けた。
患者が一人本を読んでいた。
8階の図書室からのロケーションに感動した。
大きな河が公園に沿ってS字に蛇行するその対岸に城がそびえ立っていた。
何だか嬉しくなって隣にいた患者さんに声をかけてしまった。
「死にかけてる病気になって初めてこの美しい景色を見せてもらった!」
「死にかける病気にならないと見えない景色なんだよ^_^;」
とその人は言った。
「まさに!!!」二人で高笑いした。
不思議な縁でこの方とは手術日が同じだったようだ。
その時はまだそんな運命を知らなかった。
翌7日には薬剤師、看護師などから退院後のケアについて
詳しい説明を受け無事 退院できた。