草庵の記

弓部大動脈、腹部大動脈、腸骨動脈、冠動脈にステント11本。
私の体はサイボーグ

見捨てられた患者

2019-02-23 21:54:59 | 心臓血管外科検査

以下 2011年5月18日記録


昨日は1年後検診で元病院に行った
心臓病専門病院である

検査内容は
➀ 採血
➁ 心電図
➂ レントゲン撮影
➃ 単純CT撮影
➄ エコー検査

執刀主治医には予約が必要であったが
間に合わなかったので別の医師が担当であった。

以上の5つの検査結果はその日のうちの、それも早期に出る
受診が終わったのは昼前だった

結果は心臓はひどく元気に活動し、
肺も至極きれいで申し分ないそうだ。

で、新しく担当になったH医師は含み顔で「どうですか?」
患者としてはこの含み顔が気になる( 一一)

「誰か、殺して」というくらい苦しいです!と訴えた。
私は息継ぎが困難なので予め症状をワード打ちして持参していた。
それを読んでいただいたかどうか!?

医師は内科医の紹介状を重視しているようである。
私が精神的に引き起こす諸症状と決めつけている様子。

こともあろうに掛り付け内科医の紹介状を読みあげる。

「自分の見解としては精神的なものであると診断します」と。。

私は残念なことにこの内科医を信用していない。
何故この医師に掛るかといえば、足が無い。
風邪で発熱して足が無ければ徒歩で近いところに行くしかない。

この医師は研修医期間が2年だけで開業しているので
臨床経験が乏しい。

だから診断に不安が多々ある。
弓部大動脈瘤が発覚した際、私が心臓専門病院の紹介をお願いした。

けれど紹介状の内容は呼吸器かの疾患だと思うと所見を述べていた.

だからこの心血専門病院の受診を拒否された。
喰い下がって受診をお願いした経緯がある。

素人の私が動脈瘤かもしれないと判断したというのに…
この内科医は呼吸器だと…
しかも、市の検診で引っかかったのは「血管に異常がある」であった
臨床経験の期間が短いとはこういうこと??


話を元に戻そう。
H医師は「私の症状はさっぱり判らない」という。
「大学病院の呼吸器科で異常がないというのにこれ以上探しようが無い」

「じゃあ、どこの科へ受診すれば良いのですか」
「判りません!!!」

H医師は「判らない、判らん、判りません」を繰り返し続けた
延べ百回は仰った?というくらい連発なさっていた。


私は食い下がった。
「この掛かりつけ内科の先生はこの動脈瘤が破裂寸前のときに心療内科を奨めた医師です。
 何でもかんでも心療内科ということになると心療内科の医師が大変ではありませんか?
 それでも心療内科に行けとおっしゃるなら行きますけど!」

H医師の顔色が変わった。
「イヤ、それも大病が隠れてしまう危険性があるのですけれど…」

少し弱腰になった。

「けど、本当に判らないんです。とりあえず、肺、心臓に疾患があれば
 仰向けになるのが一番苦しいんですよ」

「はい、承知しています。私の場合はその逆ですからそこに、角度に原因が
 あるのではないでしょうか?」

「判りません!!!!!!!!!!!!」

話は一向に前に進まないのでついに諦めました。

蛇の生殺し状態で患者を見捨てるのか?? 

絶望が走ったがここでストライキを起こすわけにもゆかない。

仕方ないので引き下がった。

17分もの長きにわたって藁にすがってみたがどうにもならなかった。


今の医学もこれ止まりなのだろうな!?
判ることのほうが少ないのだろう
人それぞれ個体差が大きいし…

人間一度は彼岸に行くのだ。
そうは言ってもこれほどまでに苦しい体で
何年も生かされるのは正直つらい。

が、明日何が起こるか分からない。
なるべく何か起きてしまって楽になれれば…
そんなことを考える今日このごろだ。。

医者に見捨てられた患者は行き場も無い。。。


追記 術後2年経過してようやく新たな事実が判明したのは
    私のバイパス手術の縫合に失敗して一番悪かった
    右冠動脈が完全に詰まって画像から消えていた。
    つまり右冠動脈を失った状態だったことが判明するのは
    もう少し後のことでした。



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