月も変わって2月1日(金曜日)、通建連合の学習会にお招きをいただいて講演してきたのですが、今回のお題は「男女共同参画」。失礼ながら、通建連合から「男女共同参画で話をしてくれっ!」と言われたのは初めてのこと。「何事か?」と思ったら、ナント、通建連合としては初(?)の試みで、構成組織の女性執行委員や女性職場委員に参加してもらって、通建連合の役員(=男性ばかり)と一緒に「男女共同参画」について勉強しようという企画だったのです。
いい企画でした。何と言っても、通建連合の学習会でこれだけ女性の参加者が会場にいたのは初めてのこと(失礼!)。気のせいか、いつもは固い表情の男性役員の皆さんも、顔が緩んでいるような雰囲気でした。あっ、もちろん、いい意味でです(笑)
私からは、まずは自分の経験として、シンガポール、ILO総会、イタリアでの経験をお話しして、男女共同参画社会とは一体どういうものなのかということをイメージとして紹介。その上で、日本の課題は何か、何を変えなければいけないのかという点を中心にお話しして、特に「ワークライフバランス社会の実現が必要!」と訴えました。
これはこのブログでも訴えてきたことですが、ワークライフバランス社会の実現のためには、少なくとも次の三つの取り組みが必要です:
- 経済的自由の確立
- 時間的自由の確立
- 働き方の自由の確立
もちろん、クォータ制などのポジティブ(アファーマティブ)アクションも有効ですが、女性が働き続けられる、生活と両立出来る環境を整えることを同時にしなければ、持続可能なものにはならないと考えています。そのことをお話をして、皆さんに今後も引き続き、組織内でさまざまな議論をしていただくことをお願いしました。
いや、それにしても通建連合の皆さんの取り組みに敬意を表したいと思います。今後とも、女性執行委員や女性職場委員、さらには女性組合員の皆さんにもこういう学習会への参加の機会を増やしていただきたいですね!