「推薦入試 廃止8県...埼玉、千葉など公立高」
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20091120-OYT8T00845.htm
(YOMIURI ONLINE 2009年11月20日)
ちょっと古い記事ですが、興味深い内容です。
先日松江で、同窓生たちと懇談していた際に、彼らが異口同音に言ったことが「子どもの学力がすごく低下している!」ということでした。「気のせいじゃない?」と聞いてみたのですが、「いや間違いない。きっとゆとり教育のせいだ!」と。
何でも、子どもの学年なら当然知っているはずの歴史や漢字、はたまた簡単な数学の計算など「知らない、出来ない」状況なのだそうです。
そんな時に、この読売新聞の記事を見つけました。確かに、昔に比べると推薦入学というのが増えています。推薦さえ決まってしまえば、あとは全然勉強しなくて良い、という状況を招いているのかも知れません。高知のように、公立高校の募集定員の半数が推薦だと、それが学力低下の一因だと疑いたくもなりますね。
しかし、ゆとり教育にしても、推薦入試にしても、中高(中高大)一貫教育にしても、かつての「受験地獄」から子どもたちを守り、もっと余裕を持って学問に勤しむことを目指したものではなかったのでしょうか? それが「学力低下」の原因(一因?)だと責めたくなる気持ちは分からないでもないですが、かといって、それが子どもたちを昔以上に厳しい受験地獄に落とし込め!という議論だとすると賛同できないですね。
日本のような受験地獄がない国で、高い学力を誇っている国もあるわけです。それを考えれば、やはり考えるべきは教育の中身であり、方向性であると思うのは私だけではないと思うのですが、いかがでしょう?
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