今日も無事終了です。・・・
最近は、ずっとタイトルのような話が続いています。・・・
無理やりやらせる事も考えられますが、それではその場限りになります。・・・
少し離れたところに、スパルタ的な指導で有名な流行っている学習塾があります。そこでは階級制で、学校での成績が上がれば上級クラスに入れます。当然下がれば下級クラス。やる気を起こさせる手法の一つでしょうね。宿題を大量にだし、出来ていなければ居残りはあたりまえ、態度が悪ければさしで叩くそうです。ある意味実力主義です。親御さまから支持を受けているのは、そういう厳しく指導してくれるところにあるようです。以前、そこと比較してうちの教室は手ぬるいとお叱りを受けたことがあります。厳しくやらせないと「つけあがる。」と・・・
あくまで親御さまの感覚なので何とも言えませんが、体罰的な手法ではある一定の所までは伸ばせると思うのです。しかし、一定まで行くとそこからは伸びない。指導する講師レベル以上にはいきません。最近のオリンピックや体育系の高校での話がそうです。だから、日本のメダル数が減っているのだと。力で無理やりやらせても、伸びしろが無いのです。・・・
その塾を卒業した高校生が今度はうちで頑張っています。高校へ入れば、救われると言う状況だったようです。結果的には、高校へ入れば全ては終了。でも学習は続きます。高校へ進学できたのは良かった。それですべてが終わったのです。その後は、勉強方法すら確立できていない。要はそれまでは塾に依存していたのです。塾を卒業した途端、何をどう進めるのか理解できていない。当然、何も出来ずに「欠点」の雨嵐です。・・・
初めにそういう話をしました。家庭内でも当然色んなチェックが入ってたようです。その辺も改めて貰って自立できるように指導しています。最近では欠点も無くなり、自分から色々と質問も出てどんどん進めてくれています。ありがたい事です。・・・
昨日書いた生徒も今日昼から来てそれまで通りにやり込んでくれていました。昼から２１時まで。・・・
こどもたちを自立させないと何をもってしてもうまくはいかないのです。・・・
「やるか、やらないかは、本人次第」・・・
これを毎回新規面談時に話しています。・・・
こどもたちにも、当然人権があります。頭ごなしに「こどもだから～」と無理やりやらせてもその時限りです。人権を尊重し、やるのならがんばろう！そうすればこうなるけれど、どうする？と言うスタンスです。その時はやる気が無くても、その内にやる気を起こすかもしれない。だから、いつでも手を伸ばせばすぐに出来るように、全員にチャンスを用意しておきます。当然大きな無駄になる事が多いです。でも、信じています。・・・
ある生徒同士での会話を聞いていると、・・・
「へ～、もう２年近くも通ってるんや～その割に成績上がってないでなぁ～」と、男子中３生が言われています。・・・
彼はこう答えました、・・・
「そうやねん！やる気なかったねん。無理やり行けって言われて、誰がするかい！」と、・・・
これには私もショックです。あれこれ色んな事をスタッフと考えてやり込んで、無料で追加もして、なんとか少しでも成績が上がれば、多少でもやる気を出してくれるだろうと、親御さんとも話をしながら来ていました。・・・
（そうだったのか）・・・
かなりがっかりしました。しかし、それでも今まで通りにチャンスを他の生徒と同じように与え続けて行きます。なぜか？・・・
私が、ただそうしたいから・・・
決して無理やりやらせるのではない。やる気が出た時に何も無ければいけないからです。・・・
こどもたちの人権を尊重します。みんな同じように勉強する権利を持っています。大人は、何がどうあれ学習させる義務を持っています。だからと言って強要めいた指導はしません。こどもたちが権利を主張するその時に、すぐにかかれるようにしておきたいだけです。・・・
「やるか、やらないかは、本人次第」には、そういう意味が込められています。こどもたちを尊重し、自立してほしいし、自分の行動に責任も持ってほしいのです。・・・
明日も笑顔で、「こんなん、あるけど参考に使う～？」・・・
「いらなぁ～い」・・・
「あらそう！いるようになったら言うてね～」・・・
明日に、期待！・・・
