先週末に、中3生全員の私立過去問(赤本)が届いていました。今日は更に追加発注もし、冬休み前には配布して開始して行きます。・・・
机の上にドンと乗せられた各私立の過去問を見てこどもたちの目が輝いています。・・・
「おう!すまん!まだ配布しませんよ~、今のカリキュラムが終わり次第随時渡して行くからな~」・・・
にんまり笑ってくれています。目の前の大きな試練ですが、試練とは考えず楽しんでいるようです。多少の焦りもあり、早くその問題を解き始めたいと思っているのでしょうね。ただし、同じ問題はでないんやでぇ~・・・
中には、未だに「分からん」「分からん」と自分で考えることなく、自分が理解できる到底入試には出ないレベルの問題をやろうとしています。・・・
去年もそういう生徒がいました。自分の得意分野のしかも簡単に理解できる問題ばかりをこなしています。かつてその問題が学校のテストに出て、良い点数が採れたからです。その時も、・・・
「そういう問題は基礎の基礎だし、もう解けるのだから今は入試問題に慣れていくべきやで!配布しているテキストをどんどん進めてほしいんや!それか、同時進行で進めてよ!」・・・
入試問題が難しいので、結局は逃げているのです。過去の栄光に浸りながら、前には進んでいませんでした。・・・
かたや、私が配布したテキストを全てやり込んで、もうやる事が無いし、何度もやり込んでいるので答えさせ覚えてしまって、他に何かないのかと言う生徒もいました。そちらが正解なのです。その子は無事に合格でした。・・・
今は、受験生にはそれぞれのテキストや過去問などの使い方、学習の進行方法などのアドバイスだけしか出来ません。やるのは本人だからです。この期に及んで、答えを聞くだけ聞いても解き方を全て聞いても、あくまで聞いているだけになっているのでは、全てが遅いのです。そういう話も今年の春から延々とやって来ました。またやり込む方法やテキストも全員に平等に解説し配布もしてチャンスを造って来ました。今から全てを教え込む時間も無いのです。ましてや本腰の入っていない危機感もない生徒には全くの焼け石に水状態です。一刻も早く自ら気付いてほしいのです。全ては、自己責任なのだと・・・
ただし、ここで我々も大いに反省しなければいけないのは、そういうやる気のない生徒なのにやる気があるフリをしてきているだけなのに、あれこれ基礎を何度も何度も繰り返し、それでもほとんど動かなかった時点で、その事に早い段階で気付く必要もあったのです。そうなればその時点で違う方法で本当のやる気を出させるか、親御様方との協議を進めるとか手を打つ方法もあったのかもしれません。・・・
年明けの春の新学年からは、その辺のところも考慮した新たな進行方法の模索も始まりました。・・・
改善して行きます。・・・
でも今の受験生のその生徒達もそのまま放置するつもりもなく、最後まで面倒を看させていただきます。決して見捨てはしませんよ!・・・
最後の最後まで、最善を尽くします。・・・
全員を志望校へ入れるべく、諦めません!・・・
明日に、期待!・・・