人生の日の出Ⅱ「Hero's りんくう校」編

「すべては、こどもたちのために!」我々の行動理念です。
無料体験いつでも!学習塾・英会話・幼児英語・実施中!

やっぱり、暴力と権力と・・・

2011-06-16 18:18:01 | 日記・エッセイ・コラム

 先日話したクレームの話。・・・

モンスターペアレント(?)の親御さんが、恐喝容疑で逮捕(?)されたそうです。・・・

話の内容が全て公表されていないので、何とも言えませんが、ただ分かるのは・・・

子供が他人に暴力をふるった事。・・・教師が暴力で応戦した事。・・・親が知人を引き連れて権力を振りかざした事。・・・それが暴力になった(言葉の)事。・・・

前後の話やいきさつが分からないし、教育論や最近の親御さんの一部に、学校に対する良くない気持ちがあったりする為のクレーム、(モンスターペアレント)の問題に関して、私ごときが言う事でもないので、差し控えます。・・・が、マクロ的に見ての解釈をしないといけないと思います。・・・

最近の話題を人間の成長に合わせてみて行くと・・・喩えば・・・

子供が生まれて、親は一人で育てている。・・・育児が辛くて逃げ出したくなる、そこへ彼氏や彼女が出来る・・・子供が邪魔になったり、子供に嫉妬したりする・・・子供に、躾と称して暴力をふるう・・・たまたま生き残った子供が成長する・・・子供が学校で暴力をふるう・・・教師がなんとかしようと対応する・・・他の子供が避けて行く・・・さらに暴力・・・親は、そんな子供を擁護する・・・「歯には歯を」と勘違いした教師が暴力で対抗する・・・親が出てくる・・・更にさらに・・・警察が出てくる・・・犯罪に発展する・・・ますます、子供が荒れる・・・学校や地域からはみ出る・・・社会から外れる・・・そして、自分の子供に暴力を教える・・・

と、この流れが全てとは言えない。・・・他にもいろんな流れや親の対応や教師の対応など、問題はそこかしこにあるでしょう。・・・

私が言いたいのは、なぜ力で子供を黙らせようとするのか?・・・なぜ子供が他人に力を誇示するのか?・・・なぜ教師が子供を力でおさえようとするのか?・・・

ここに登場する人は、暴力や権力が最高の力を持ち、全ての問題を瞬時に解決できると思い込んでいるだけなのだ。・・・確かに、力があれば人を従わせたり、最悪殺したりできる。・・・だから、暴力を受けた者は、一瞬死を覚悟する。だから、従うのであって、一種の脅迫なのである。・・・

かつて日本は、権力によって国民を統治して、最悪の世界大戦を始めて、大敗した。とんでもない程の人々が亡くなり、原子爆弾の餌食にもなってしまった。・・・敗戦後、国に権力を持たせないために日本国憲法を作成し、国民の個人の自由と権利を定めた。・・・

第97条・・・基本的人権の本質

「この憲法が、日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試練に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。」

国が国民に対して約束したのです。・・・しかし・・・

それぞれのこころの中に、暴力や権力が一番強いと言う「まぼろし」を持っている以上、永遠に繰り返される。・・・

暴力からは、何も建設的な事を生み出さないし、暴力が暴力を生み出していく。・・・

赤ちゃんは、泣きます。・・・「哀」・・・笑います、「喜」・・・そして、「楽」・・・自我が発達して、「怒」・・・

成長していくと、後の方に「怒る」という感情が芽生えます。・・・自分の思い通りにいかないと、人間は腹が立ってきます。自分の思いを伝えようとする。・・・知らないうちに、人に暴力を与えると思い通りになるんだと、学習します。・・・でも、そうではなくて、我慢を学習した子は、暴力を使いません。しっかり考えて、考えて、我慢して、考えて・・・

我慢は、親が示さないと伝わらない。・・・子供にだけに我慢を強要すると、それは暴力です。・・・

この問題は、簡単に話して良くなるものではありません。・・・一度暴力や権力の魔物にとり付かれたら、抜け出すには容易ではない。でも、本人が自覚し理解すれば、いつでも取り戻せます。だれのこころにも、仏性があるから・・・

最近、話がどうも堅い物が多くなってしまいます。・・・もっと楽しい話題が欲しいですなぁ~・・・

以前、インコののんちゃんの引っ越しの話を少ししました。・・・その中で・・・

嫁さんが新しい鳥かごを買ってきた。・・・もう10年近く使っていたのでボロンボロンになっていたから・・・だが、新しいお部屋には、なかなか馴染めないし、結構こいつ、わがままで入ろうとしない。・・・無理やり入れると、ショックで死ぬ場合もある。・・・ここは、要注意!・・・しばらく近くに置いて目で慣れさせる作戦だ。・・・数週間後、かごから出して部屋の中で遊ばせていたら、自分から入った。・・・しめた!とばかりに、入口を閉める・・・慌てたのは、本人(鳥)。暴れる!泣きわめく!落ち着かない!餌を食べない!当然歌わない・・・明らかに異常事態!・・・

私が「かわいそうだ~」とか考えて、入口をそっと開けたら、すかさず飛び出て来た。・・・

元気よく歌いだして、上機嫌!・・・そして、前のボロかごに入って行った。・・・

それを知った嫁さんは、数日間の苦労が水の泡。怒り爆発!・・・新しいかごに戻さないと、機嫌が戻らないだろう・・・

だが、こいつ絶対に出ない構え!・・・「戻んないよ~オレ!」・・・

どうしょう?この古い鳥かごを破壊して、捕まえるか?・・・そんなことをすれば、恐怖でおびえてちっこい心臓が止まるかも知れない。・・・どうしょう?・・・

私は悩んで、かごの前にしゃがみ込んだ「出て来ておくれよぉ~」と土下座。・・・すると、かちゃかちゃと、かごの中を動く音。・・・横目で見てたら・・・私の頭の所まで近寄って来た。・・・そして、歌いだした。・・・?・・・私は、動かずそのまま頭を床につけていたら・・・かごから出て頭の上の方に移動した。・・・どうやら「これはただ事ではない!なにが起こったんだ?」と言わんばかりに、歌いだした。・・・「伝わった!」・・・のんちゃんを指に乗せ、無事、新かごに引っ越しできたのである。・・・はぁ~よかった~・・・なんて賢い!・・・

インコの知能は、人間の3歳児ほどあるらしい・・・

かごを破壊しないでよかったと、思った瞬間である。・・・

非暴力は、小さな子供にも、その意味は理解できるはずである。・・・

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« やったことのない事に、挑戦... | トップ | 前略、手塚治虫先生。・・・ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記・エッセイ・コラム」カテゴリの最新記事