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グリーンIT(ICT)の成否は政府が握る

グリーンITが成功するかどうかは、政府がどれだけポジティブな関与ができるかにかかっている。

グリーンITに適合した製品は、コンポーネントが省電力対応であることがポイントだ。だが、そうした部材は汎用のものよりも価格が高い。結果、そうした部材を集積させた製品の価格も高くなる。

一般のユーザーであれば、頭でグリーンITの重要さをわかっていても、価格が安い製品に流れる。そうした消費行動は、利にかなっていてインセンティブなしに変更させるのは難しいだろう。

そこで政府の登場である。グリーンIT基準に適合した製品に対しては、減税措置をとったり、補助金を出すという施策がいいのではないかと考える。補助金は、ユーザーあるいはベンダーどちらに与えてもよい。

家電製品や自動車では、トップランナー方式をとっている。これはICT業界にとっては、重要な参考例だ。

いずれにせよ、グリーンITに適合した製品とそうでない製品の価格が同等であれば、グリーンIT適合製品は競争力を持つと思うのだ。
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