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ごきげんよう
若返りマイスターの琴崎京子です。
かつて、『マドモアゼル』というフランス映画を観たことがあります。
一言でどんな映画かというと
魔性の女の行状を フランスの名女優、ジャンヌ・モローの主演で描いたサスペンス。
ある映画解説で、「神も仏もない映画」と書いてありましたが、ほんとうにその通りでした。
ネタバレになりますので、知りたくない人は 青字のところ、飛ばして読んでくださいね。
フランスのある村で、悪質な放火などの悪戯が、相ついで発生。
村人たちは犯人を近くに住むイタリア人の仕業とみて追及しますが、真犯人はマドモアゼルと呼ばれる美しい女教師だったという話です。
この映画が公開されたのは 1966 年です。
ジャンヌ・モローといえば、『死刑台のエレベーター』が浮かんできます。
あの有名な映画の公開から 8年後のことです。
監督はトニー・リチャードソンで、映画の原作は泥棒作家のジャン・ジュネでした。
ジャン・ジュネの本は 高校生の頃に、格好つけて読んでいましたが、正直言って、どこが良いのか、まったく理解できていませんでした。
人生経験を積んだ今、再読すれば評価が変わるのかもしれませんが、今はもっと楽しい本を読みたいと思うようになりました。
さて、お伝えしたかったのは、泥棒作家のことではなくて、
この映画でとても印象深かった、マドモアゼルのワードローブです。
マドモアゼルは小さなアパルトマンを借りて一人暮らしをしていました。
作り付けのワードローブも驚くほど小さくて、中には3着くらいの黒のワンピースしか入っていませんでした。
(昔、見た時の記憶なので・・・着数はちがういかも・・・)
とにかく、めちゃくちゃシンプルでした。
1966年だから、まだ人々はあまりたくさんの洋服を所有しない時代だったのかもしれませんね。
当時はまだミニマリズムとかいう言葉もなくて、ただ単に少なかっただけかもしれません。
私のクローゼットは そんなに大きくないのですが、洋服がいっぱい詰まっています。
レギュラーも 補欠も 補補欠も、みんな一緒に並んでいます。
少ない枚数で、いつもお気に入りのスタイルでいられたらいいなと思います。
ではまたね。
追伸
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