父の葬儀は 私が喪主を務めました。
しっかり者の妹に頼みたかったけれど、私が長女だから、順番からいうと私です。
社葬にするなら息子ですが、コロナ禍の真っただ中でもあるし、葬儀は家族葬で小さく行いました。
しかし田舎なので、講中さん(近所の方々)も来て下さるし、数件の親類もあるので、お通夜と葬儀は執り行いました。
私にとって、荷が重かったのは喪主の挨拶です。
普段から、人前でとうとうと喋り慣れている人には 何でもないことでしょうが、私にはかなり大変な任務でした。
しかし後から思い直してみると そのおかげで気が紛れていて、悲しさが半減していたのかもしれません。
最後に喪主の挨拶があると思うことで、葬儀場のスタッフの方が説明してくださった、葬儀の段取りもしっかり頭に入りました。
またご焼香のタイミングや、ご焼香時の挨拶の仕方などに気を配ることで、心身ともにヘナヘナすることなく、最後までやり遂げることができました。
もし、女性が喪主を務められる場合、
これだけは言っておきたいというのは、
髪のことです。
十年以上前のことですが、私は母の葬儀で和服を着ました。
その時には着付けをお願いしたのですが、髪のセットは頼んでおりませんでした。
前夜、合わないシャンプーで急いで洗った髪はボサボサです。
自分でなんとか髪をまとめたのですが、気持ちばかり焦って、おくれ毛だらけのぼさぼさのヘアセットになってしまいました。
母の葬儀の時は父が喪主でした。
私は故人の娘ということで、あまり前面に立つことはなかったのですが、それでも後から親類の方に、あの時は、一体どうしたの?と語り草になるくらい ひどかったです(笑)
お葬式も式だから、身支度はちゃんと整えなくてはいけません。
和装も洋装も 喪服を着ればなんとか恰好はつくのですが、案外おざなりになっているのがヘアセットです。
ヘアがちゃんとしていると、見た目のすべてが格上げされます。
10年前の失敗を踏まえて、今回は美容師さんにお願いいたしました。
葬儀場のご案内ファイルの中に電話番号が入っておりました。
着付けをお願いされる場合は 一緒にヘアセットも頼まれたらいかがでしょうか?
洋装の場合は、一人で着れるので、ヘアセットだけ頼む人は少ないようです。
今回、お願いして、斎場まで来ていただいた美容師さんもそうおっしゃっていました。
それでもやはり、プロの方にお願いするに限ります。
妹は最初、そのままで良いと言っておりましたが、せっかく来ていただいたのだからと、ブローをしていただきました。
すると、ヘアスタイルが整うことで、見た目が一気に垢抜けました。
お葬式でも、見た目は大切です。
あなたが器用に、ヘアをまとめられる方であるなら大丈夫ですが、
私のように ぶきっちょさんでしたら・・・
あなたが喪主になられる日があれば、ぜひともヘアセットをお願いすることを覚えていてくださいね。
それから、パーソナルカラーの口紅も必需品です(今はマスクをしているので、要らないかも・・・)
喪服の黒で、顔色が悪く見えることが多いのですが、パーソナルカラーの口紅が 大いに威力を発揮してくれますよ。
パーソナルカラーの口紅は、いつどんな時でもあなたを美しく、若々しく見せてくれます。
ではまたね。
ごきげんよう。
編集後記
父親のことを書いた本です。
ただいま、出版開始キャンペーン中で、99円で販売しています。
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