皆様こんばんは。
本日は日本棋院ネット対局幽玄の間で中継された中国甲級リーグ、李世ドル九段と古力九段の対局をご紹介します。
言わずと知れた、韓国と中国を代表する大棋士ですね。
庁舎の対戦成績は把握していませんが、確か良い勝負だったと思います。
ところで、囲碁の対局には相性があると言われています。
ほぼ同じ実力の相手でも、対戦成績が大きく偏ってしまうことは珍しくありません。
私にも全く勝てていない相手や、何故か負けていない相手が何人もいます。
それらには大きな理由があることもあれば、偶然の産物であることもあるでしょう。
また、対戦成績とは別の相性もあり、それは碁の内容に関するものです。
特定の組み合わせにおいて、毎回両者の個性が色濃く表れ、系統の似た碁になりやすいのです。
かつての武宮正樹-趙治勲戦などはその典型ですね。
武宮九段が三連星や大模様模様といった上段の構えにこだわれば、趙名誉名人も徹底して下段の構えで対抗しました。
意地や自信といったものも影響した結果でしょう。
李九段と古九段の対局にも、似たような傾向を感じます。
それぞれオールラウンダーだと思いますが、両者が対局すると毎回非常に激しく、かつ変化の多い対局になる印象があります。
ライバル同士、いつも以上に力が入っているのかもしれませんね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/05/ef9c5ad86284e39badd3b13725d7ff7d.jpg)
1図(テーマ図)
李九段の黒番です。
白△と打ち、右下黒を閉じ込めた場面です。
一息ついた印象もありますが・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/d9/e2a938d808dd563c647f85c15c787c6f.jpg)
2図(実戦)
黒1、3と仕掛けました!
この鋭い仕掛けは、いかにも李九段ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/4c/883f0423b00cf75cc401c74454ffec21.jpg)
3図(実戦)
白△まで、大変化となりました。
黒は白×を取り、白は黒×の4子を抜いています。
ただ、これは後に始まる激戦の序章に過ぎませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/c2/166629b96fd121c28e4b2774be79306d.jpg)
4図(実戦)
さらに170手ほど進んだ場面です。
盤上いたるところが焼け野原に・・・。
いかにも両者の対局らしく、戦いと変化に終始した碁でした。
本日は日本棋院ネット対局幽玄の間で中継された中国甲級リーグ、李世ドル九段と古力九段の対局をご紹介します。
言わずと知れた、韓国と中国を代表する大棋士ですね。
庁舎の対戦成績は把握していませんが、確か良い勝負だったと思います。
ところで、囲碁の対局には相性があると言われています。
ほぼ同じ実力の相手でも、対戦成績が大きく偏ってしまうことは珍しくありません。
私にも全く勝てていない相手や、何故か負けていない相手が何人もいます。
それらには大きな理由があることもあれば、偶然の産物であることもあるでしょう。
また、対戦成績とは別の相性もあり、それは碁の内容に関するものです。
特定の組み合わせにおいて、毎回両者の個性が色濃く表れ、系統の似た碁になりやすいのです。
かつての武宮正樹-趙治勲戦などはその典型ですね。
武宮九段が三連星や大模様模様といった上段の構えにこだわれば、趙名誉名人も徹底して下段の構えで対抗しました。
意地や自信といったものも影響した結果でしょう。
李九段と古九段の対局にも、似たような傾向を感じます。
それぞれオールラウンダーだと思いますが、両者が対局すると毎回非常に激しく、かつ変化の多い対局になる印象があります。
ライバル同士、いつも以上に力が入っているのかもしれませんね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/05/ef9c5ad86284e39badd3b13725d7ff7d.jpg)
1図(テーマ図)
李九段の黒番です。
白△と打ち、右下黒を閉じ込めた場面です。
一息ついた印象もありますが・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/d9/e2a938d808dd563c647f85c15c787c6f.jpg)
2図(実戦)
黒1、3と仕掛けました!
この鋭い仕掛けは、いかにも李九段ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/4c/883f0423b00cf75cc401c74454ffec21.jpg)
3図(実戦)
白△まで、大変化となりました。
黒は白×を取り、白は黒×の4子を抜いています。
ただ、これは後に始まる激戦の序章に過ぎませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/c2/166629b96fd121c28e4b2774be79306d.jpg)
4図(実戦)
さらに170手ほど進んだ場面です。
盤上いたるところが焼け野原に・・・。
いかにも両者の対局らしく、戦いと変化に終始した碁でした。