白石勇一の囲碁日記

囲碁棋士白石勇一です。
ブログ移転しました→https://note.com/shiraishi_igo

連載開始!

2018年09月17日 23時59分59秒 | 仕事・指導碁・講座
<本日の一言>
世界アマ日本代表は、なんと16歳の川口飛翔さん!
日本チャンピオンの低年齢化が進んでいるとは言え、一足飛びに記録を更新した感があります。
しかし、考えてみれば井山裕太六冠が阿含桐山杯に優勝したのも16歳の時でした。
16歳のアマチュアチャンピオンが生まれても、決して不思議なことではありません。
川口さんが世界の強豪たちとどんな戦いを見せてくれるのか、楽しみですね。
</本日の一言>

皆様こんばんは。
昨日は久しぶりにお休みしました。
ちょっとスケジュールが厳しくなってきたので、しばらく内容が軽めになるかもしれません。

さて、本日ご紹介するのはこちらです!



本日発売の週間碁で、私の連載が始まりました!
「目算ナビゲーター白石勇一 ~楽に打つ方法教えます~」

※画像はぼかしてあります。

形勢判断ができない、地が数えられないという方は非常に多いですね。
正直なところ、私も苦手なぐらいです。
それでも、要所要所では形勢判断を行うようにしていますし、それが非常に役立つこともあります。
なぜかと言えば、碁が非常に深いゲームだからです。
プロでもどう打つべきか全く分からなくなってしまうような場面が頻繁にあります。
しかし、たとえ自分の能力を超えてしまう場面でも、形勢判断をすることによって合理的な決断を下すことができるのです。

ただ、形勢判断というものは非常に多くの要素を含みます。
それらを総合的に正しく判断できるかどうかは、棋力によるとしか言いようがありません。
強い人ほど読みが深く、考え方もしっかりしているので、正しい判断ができるのです。

ですが、ご安心ください。
本講座では形勢判断の要素の中の1つである、「地の数え方」に絞ってお話しする予定です。
棋力に関わらず正しい方法を理解することができ、実戦に導入できるようになるでしょう。

連載全体の構成としては、序盤はしっかりと目算の意義や基本的な考え方についてお伝えし、その上で具体的なテクニックを学んで頂くことになるでしょう。
ですから、なるべく序盤は逃さずご覧頂きたいですね。
一応、途中でも基本的な考え方を振り返る回を入れることも考えてはいますが。

ちなみに、毎週の連載ということで、頻繁にライター、編集者の方と一緒に打ち合わせをしながら進めています。
お2人とも碁が好きすぎるようで、非常にこだわりが強いです(笑)。
良い講座にしたいですね。