宅配ピザチェーンのドミノピザに今異変が起きてるとのこと。
以前はドミナント戦略といって店舗を集中させ宅配エリアを狭くして
配達スピードを上げていた。
しかし、今巷の噂では「配達が遅い」「注文ごとに味が違う」など質の低下が
叫ばれてる。
その理由を書いていきたい。
ドミノピザは、ここ数年出店計画を変更した様子。
今までは宅配メインだったので2等地に構え、電話やネット注文にだけ対応していた。
その場合ある程度売り上げの見込みが立ちやすく、人員の配置・確保
がしあすかった。
しかし、ここ最近テイクアウトに注力し、お店を二等地から、テイクアウトで
集客が見込める一等地もしくは1.5等地に店を構え戦略を変更した為
今まで宅配の対応のみで良かったのが、来店したお客のテイクアウトの
対応と宅配の電話対応とオペレーションが増えたため、人員増員した
んだと思う。
その結果、熟練したバイトや従業員に比べ未熟なバイトが増えたため
ドミノピザのサービス低下につながっているんだと推測される。
テイクアウトに注力する前は、いかに宅配スピードを上げるかという1つの
目標だったのが、テイクアウトと宅配と言う2本柱になった事が
ここ最近のドミノピザの悪評に繋がっていると思う
さらに掘り下げると、飲食業界には3つに分類でき
外食・・・家の外で食べる
中食・・コンビニや総菜屋で既に作られたものを家に持って帰って食べる
内食・・食材を買ってきて家で調理する
この中で、ドミノピザは中食に分類できるが中食の中で
①宅配 と ②持ち帰り
と言う2つを狙いに行った事が混乱の原因だと言える。
この中食の中で 宅配 と 持ち帰り の複数の業態を攻める事を
多業態戦略と言うが、この多業態戦略はあまり成功した例が無いので
ドミノピザはこのテイクアウトに注力する事を早めに撤退した方がいい
んだと思う。
結論 多業態戦略は攻略が難しく成功例が少ない。