THE 羅針盤・・・キックボクシング

(旧キックボクシングの羅針盤)
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野入正明の連敗の原因をさぐる

2024-12-22 11:11:02 | Weblog

元K-1の野入正明選手が世界的格闘イベントONEで2連敗を喫している。

 

今日はこの原因を探っていきたい。

前回のシティッチャイ戦ではムエタイ特有のミドルキックからのアッパー(ショートレンジ)で敗戦した。

 

今回のリュウメイヤン(中国)については、中間距離の攻防なし 至近距離での接近戦で

負けた。

 

K-1のときはフィジカルで負ける事は少なかったので、今の空手の様なミドルレンジ無しの

スタイルでも通用したが、ONEの様なタイ人やムエタイスタイルの多い団体での

闘いになると、ミドルレンジでの攻防が勝利の鍵を握る。

野入選手のスタイルは力負けした後の受け皿的な戦い方を持ってないので、この様な選手は

連敗を喫してしまう。

 

あと国内で同じファイトスタイル(海人)戦で負けた際、正しい回答を得ていれば今回の

リュウメイヤンに負けるとこは無かったと思う。

自分と同じスタイルの選手がまた来て同じ負け方をしてるという事は大問題だと思われる。

 

では、今後どの様なファイトスタイルを身に着けるつける必要があるのか?

まず1つ目は、ミドルレンジからショートレンジに攻撃を繋げる技術。

例えばミドルキックから膝蹴りやパンチ、前蹴りから膝蹴り など。

 

現在の野入選手のスタイルはガードを上げミドルレンジをガードしながら前進し、ショートレンジに入ってから

カーフキック、パンチ、ローキックパターンになる。

三日月蹴りも、相手のプレッシャーが緩い時なら蹴れるが、ONEレベルになると三日月蹴りをけるレンジになると

相手はサイドに動いて、打たせなくする技術も持っている。

(三日月蹴りは止まってる相手には当たるが、サイドに動く相手には当たらない)

 

三日月蹴りが入らない、カーフも入れずらい時に状況を打破するのはミドルキックしかないが 

野入選手は、状況を打開するためのミドルキックを使えないので今回の様な連敗に繋がってしまっている。

 

結論を言うとONEは世界的イベントでムエタイの技術の高い選手が集まっている。

野入選手は、ムエタイの技術が高くないので対戦相手は、そのすきをついて野入選手

を攻略していると思われる。

つまり野入選手の連敗はムエタイの技術不足が原因と言える。

 

 

【ONE FF】野杁正明が初回にダウンを喫し追い上げるも届かず、判定負けでONE2連敗に(ゴング格闘技) - Yahoo!ニュース

【ONE FF】野杁正明が初回にダウンを喫し追い上げるも届かず、判定負けでONE2連敗に(ゴング格闘技) - Yahoo!ニュース

 2024年12月20日(金)タイ・バンコクのルンピニースタジアムにて『ONE Friday Fights 92』が開催された。▼第4試合 フェザー級キックボクシング 3分3R〇リウ・メンヤン

Yahoo!ニュース

 

 

 


ホンダ 日産 経営統合に見る日本企業の行方

2024-12-18 10:41:43 | Weblog

自動車メーカーのホンダと日産が経営統合!

 

このニュースが朝のニュースで大々的に流れた。

2024年4~6月期で8位と9位の会社の経営統合という事で世間を賑わせた。

今後は、三菱自動車の加わる予定との事。

 

今までガソリン車を作り販売するだけでよかったが、

地球温暖化対策としてのCO2削減、技術革新による新たな産業やビジネスモデルの創出に

よりEV促進の流れが加速している。

 

ではこれを踏まえ日本自動車産業は、どの様に立ち向かう必要があるのか?

まず2024年4~6月期を見て欲しい。

 

  • 1位 トヨタグループ(263万台)
  • 2位 フォルクスワーゲン(VW)グループ(224万台)
  • 3位 現代・起亜(184万台)
  • 4位 ステランティス(156万台)
  • 5位 GM(143万台)
  • 6位 フォード(114万台)
  • 7位 BYD(98万台)
  • 8位 ホンダ(92万台)
  • 9位 日産(79万台)
  • 10位 スズキ(78万台)

この順番になっている。注目すべきなのは、中国のBYDが7位に食い込んでいるのと

3位の現代・起亜の存在。

 

東アジアの国(中国、韓国)のシェアが拡大している点。

これは、日本と近いのは偶然ではないと思う。

韓国の起亜については、戦後フォードとマツダからの技術提供により発展したとの事。

また車載電池のCATLは、TDKが中国に駐在していた際の元会長上釜健宏氏の部下が立ち上げた会社との事。

日本からの技術移転は多少の影響があったと思われる。

 

韓国、中国メーカーのシェア拡大の影に日本企業があったのは間違いない。

しかし、そんな悠長な事が言えないくらい日本のシェアを食い散らかさせれいる。

 

韓国については、各国の市場に合わせたマーケティング戦略をおこないシェア拡大ている。

業種は変わるが家電でサムスンがイスラムにスマホを売るさい、スマートフォンの裏に方位磁石を付けたり

(イスラム教は決まった時間にアラーにお祈りをする為)

インドで冷蔵庫を販売する際、鍵を閉められるようにし販売拡大した。(子供のつまみ食い防止)

日本と同じ事をしていては韓国製品は売れないので、細かいマーケティングで各国の市場にマッチ

し販売拡大していったんだと思われる。

 

では日本はと言うと日本国内のマーケットが大きいので、あえてアメリカ 中国の様な大国以外は

注力してもシェアを取られる事はなかった。

しかし、日本国内の少子化、東南アジアでの中国、アメリカの韓国車のシェア拡大などの影響で本腰を入れて

海外を攻める必要が出てきた。

 

現状日本企業はアメリカや中国など人口の多い国には本腰を多少入れていたが、それ以外の

小さな国(東南アジア)南米に対してはピンポイントの販売戦略をしていないんだと思う。

その結果 日産のように自動車の販売が落ち込むという現象が起きたんだと思う。

 

ではこれからの日本企業は何が必要なのか?

まず、その国に合わせマーケティングをおこない、その国に合わせた製品づくりをおこなう。

 

そのために必要なのは

4P:Product(商品・サービス)、Price(価格)、Place(販売・流通方法)、Promotion(販促活動)を再度精査する。

3C分析:顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)今の3Cがどこに位置していて、今後どこを狙っていくのか?

SWOT分析 「S=Strength(強み)」、「W=Weakness(弱み)」、「O=Opportunity(機会)」、「T=Threat(脅威)」を再度分析する。

STP分析  Segmentation(セグメンテーション)」「Targeting(ターゲティング)」「Positioning(ポジショニング)」

      

このマーケティングの基本に立ち返る必要があると思う。その分析の結果を踏まえ最適な経営資源を最適な人、物 に資金を投下する。

 

1社では資金に限界があるので、日産 ホンダの経営統合の様に 投資の規模の拡大を図る為大手メーカーの合併は今後続くと思われる。

 

 

 

   

 

 

 

 


車載電池・QRコードにみる技術活用力

2024-12-12 09:15:05 | Weblog

昨今CO2排出量の削減の影響でEVの促進の流れ 

キャッシュレスの拡大でQRコード決済の広まり

 

このように技術革新で社会の在りようが変わってきた。

実はQRコードの開発者は日本人。

またEVの要であるリチウムイオン電池の開発者の一人は日本人。

この事実を知らない方は多いと思う。

 

更に、車載電池でシェア世界1位のCATL(中国)はもともとは日本企業であるTDLの中国支社の元メンバーが立ち上げた会社でその後世界一のシェアまで上り詰めた。

よく考えてほしい、自動車 半導体 などシェア上位を占める国が日本の周辺に偶然集まってるのだろうか?(中国、韓国、台湾)

そんなわけはない。日本からの技術移転がなされたからこそ今の東アジアの

発展があると言っても過言ではない。

今の日本には基本的な技術はあるが、それを生かす術が無いと言っていいと思う。

持ってる技術を最大限生かすには、マーケティングで選択と集中を繰り返し最適な資源投入するしかないと思う。

そうすることで持ってる技術を最大限生かしていけるんだと思う。