元K-1の野入正明選手が世界的格闘イベントONEで2連敗を喫している。
今日はこの原因を探っていきたい。
前回のシティッチャイ戦ではムエタイ特有のミドルキックからのアッパー(ショートレンジ)で敗戦した。
今回のリュウメイヤン(中国)については、中間距離の攻防なし 至近距離での接近戦で
負けた。
K-1のときはフィジカルで負ける事は少なかったので、今の空手の様なミドルレンジ無しの
スタイルでも通用したが、ONEの様なタイ人やムエタイスタイルの多い団体での
闘いになると、ミドルレンジでの攻防が勝利の鍵を握る。
野入選手のスタイルは力負けした後の受け皿的な戦い方を持ってないので、この様な選手は
連敗を喫してしまう。
あと国内で同じファイトスタイル(海人)戦で負けた際、正しい回答を得ていれば今回の
リュウメイヤンに負けるとこは無かったと思う。
自分と同じスタイルの選手がまた来て同じ負け方をしてるという事は大問題だと思われる。
では、今後どの様なファイトスタイルを身に着けるつける必要があるのか?
まず1つ目は、ミドルレンジからショートレンジに攻撃を繋げる技術。
例えばミドルキックから膝蹴りやパンチ、前蹴りから膝蹴り など。
現在の野入選手のスタイルはガードを上げミドルレンジをガードしながら前進し、ショートレンジに入ってから
カーフキック、パンチ、ローキックパターンになる。
三日月蹴りも、相手のプレッシャーが緩い時なら蹴れるが、ONEレベルになると三日月蹴りをけるレンジになると
相手はサイドに動いて、打たせなくする技術も持っている。
(三日月蹴りは止まってる相手には当たるが、サイドに動く相手には当たらない)
三日月蹴りが入らない、カーフも入れずらい時に状況を打破するのはミドルキックしかないが
野入選手は、状況を打開するためのミドルキックを使えないので今回の様な連敗に繋がってしまっている。
結論を言うとONEは世界的イベントでムエタイの技術の高い選手が集まっている。
野入選手は、ムエタイの技術が高くないので対戦相手は、そのすきをついて野入選手
を攻略していると思われる。
つまり野入選手の連敗はムエタイの技術不足が原因と言える。