いい女よりもいい男の数は少ない

男の恋愛ブログです。
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後悔しないという生き方

2015-05-26 14:45:16 | 日記
20代後半で転職活動を始めた。ずっといた金融業界から足を洗おうと決心したものの、では一から違う業界に行くとなると途端に腰が重くなる。とりあえず近所のスポーツクラブでアルバイトをしながら気長に活動をしようと思った。本来であれば在職中に転職活動をすべきである。とりあえず退職してから考えよう、というのは悪手であり、収入が途切れる危険性と転職活動中の相手企業への印象が全く違う。それでもそうなってしまったのは、金融機関は土日休みであり、転職先企業はどこも平日に説明会やら面接を設定してくるのでどうにもならなかったという理由がある。人生でアルバイトをする機会というのはそうそうない。転職が決まれば、また忙しい日々が始まるのだろう。そう思うとここは楽しんだ方がいい気がした。

そんな日々、mixiでやり取りしていた男性と会う事になった。待ち合わせ場所に先に来ていた彼は途方もなくカッコよくみえた。その後ボディビルダーになる彼は、既にマッチョで、笑顔が可愛かった。好きだ、とすぐに思っていた。

彼と同棲を始めて、転職先は彼と同じ業界にしようと決心した。会社などどこでもよいのだ。入ってみて分かる事の方が多いのだから、入る前からあれこれ思案したところで無意味だと薄々感じていた。だから、彼と同じ業界にしようがしまいが、一から異業種で働くのであれば同じように思う。なにより、彼と仕事の話がしたかった。好きな相手とは1つでも話題が多い方がいいに決まっている。

彼と観た映画、彼が好きだった曲を今でも覚えている。本当に好きだった。そして、別れた。もう遠い昔の話なのに、今でも突然思い出すのはなぜだろう。

彼と同じ業界に入るのは至難の業ではあったが、何とか入ることができた。彼は喜んでくれた。その後の人生において、このキャリアが大きく生きてきたのは言うまでもない。ビジネス面においての今があるのは、彼のおかげと言わざるを得ない。

仕事を直感で選ぶような人間で、良かったと思っている。好きな相手と同じ仕事ができたらなんて理由で仕事を決められる人間で本当に良かった。だって、そのおかげで彼と仕事の話ができ、今がある。彼とはもう会う事はないけれど、また会うことができたらなんて話そうかなと思っている。



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