室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

第234回東京道産酒の会

2013-05-19 01:20:17 | 日記
5月16日は《第234回東京道産酒の会》の日でした。北海道にゆかりがあり、北海道を愛する酒好きの名士の皆さんが集い、北海道産のお酒と北海道産の食材によるお料理に舌鼓を打ちます。私はお囃子役で伺っております。


        司会進行は世話人の堀田さん。

        
        「札幌でやっと桜が開花したそうです。まだまだ寒い花見のようです。」北海道情報から始まります。


        乾杯の音頭は向井さん。

        
        北海道の中でも寒い名寄のご出身で、今年もスキー大会に参加なさるなど大変お元気です。

        「健康に気をつけて元気にヤー!」


        


        東京道産酒の会の歌を皆さんで斉唱の後は功労賞の授与。

        
        『八』の倍数の参加に当たる方々に☆印が授与され、ネームプレートに貼り足されます。


        続いて新入会員のご紹介。

        

        七年間北海道に駐在されて、札幌道産酒の会員でいらした中島さん。関白殿下の経験者だそうです。


        日経新聞に登場された戸田さんのスピーチ。

        

        大正九年に大伯父様が創設され83年続く財団のお話。

当時2000万円、現代だと300億の私財をなげうって、大学、病院、日本学士院、救急車、神宮のプールなど、様々な寄付をされた。戦後、無一文になられてから、お父様の代にまた復活して財団を続け、それを戸田さんが15年前から引き継いでいらっしゃるそうです。創業と守勢とどちらが大変か?中国の古い書籍には王様が「守勢も大変だな」とおっしゃったと書かれていたお話。役員、事務員とも戸田さん以外は定年80歳で、平均年齢は高いけれど、こういう仕事を年配者が続けられるのは良いことと思っていらっしゃる、というお話でした。


        
        お料理。

        

        前菜:北寄貝、長芋の酢の物。鶏燻製四川和え。甘海老いくら。


        

        お造り:鯛薄造り。蛸湯洗い。


        

        焼き物:アイナメ山椒焼き。(これはとても美味でした)さらし葱。じゃがバター。


        
 
        替え鉢:米茄子の田楽。帆立貝、海老、青と、チーズ。(とろけるチーズの意外性を楽しみました)


        

        煮物:烏賊と里芋。


        

        お食事:鯛強飯。もずく素麺。(おろし生姜が入って早くも夏の風情)



        「アベノミクスについてどう思われているか?」のリクエストで戸田さん再登場。

        

「思ったよりも長持ちしているが、日本で今日しっかりしている製造業あるか?その辺りがしっかりないとまだまだ。」
安倍首相の叔父上であるご友人が首相に「首相になったら4つの事に気をつけろと言われた。一つは、改革も大事だが何と言っても産業経済をしっかり興すこと。2番目は教育を立て直すこと。3番目は回りに良い人を置いてよく話に耳を傾けるように。最後に、イヤな事もいっぱいあるが中国や韓国とムキになってあまりケンカしないように。この4つの内、4番目のところが心配」というお話もされました。


        台湾旅行をされた古屋さん。

        

        「台湾のアンケートによると親日的。中国を嫌煙する傾向が強くなってきた。凄い博物館があって、日本では『中国四千年の歴史』と言っているが、台湾では『中国八千年』と言っていた。」


        BS11の上田さん。

        

        「六月から北海道の番組の収録が始まります。」


        『刑事医療過誤』という本を出版なさっている検事の山口さん。

        

        「医者は専門バカになっているので、人体全体の事が分かっていない。セカンド・オピニオンは大切。先生の人柄が大事。」



        五月がお誕生月の皆さん。

        

        大きな杯に注がれたお酒を回し飲み。

        

        
        さて、いよいよお楽しみ《利き酒大会》ですが、なんと一回戦で決まってしまいました。

        

        ガッツポーズの上田さん。

        

        思わずバンザイ! おめでとうございました。


        関白殿下の装束にお召し替えのあいだにミュージック・タイム。

        皆さんで「夏もちかづく八十八夜」の《茶摘み》を、森さんのリードで歌って頂きました。

        それから、五月の端午の節句に因んでアルベニスの《タンゴ》を演奏いたしました。


        関白殿下の表彰式

        

        「類い希なる味覚と、運の強さで・・・」何度聞いても笑ってしまう表彰状です。

        
        
        功労賞、お誕生月、スピーチ・・と登場回数の多かった上田さん。

        「今日は私のための会のようでした」とおっしゃる最もハッピーな上田さんの一本締めでお開きです。


        


        雨模様の一日でしたが、スカーッと楽しい会となりました。