長岡育英センター・ブログ

遊びも勉強もおやつも2020年も!
育英なら毎日仲間と一緒、みんなと一緒!
育英が僕らの放課後の場所!

長岡市臨時闘牛場下見リポート

2005-05-03 19:02:19 | 川上のひとりごと日記

東山ファミリーランド内の特設闘牛場。
人影もまばら。
明日の熱戦を前に静かに太陽を受けている。

---

角突きの会場となる東山ファミリーランドは、
市営スキー場の隣。中越地震による道路の崩落等で、
今シーズンの営業を断念していたスキー場だ。

いったいどのくらいの被害があったのか、そして明日の
角突き観戦にはどんな装備でいったら良いのか、
また、初の長岡開催ということで、池谷、虫亀、
竹沢、種苧原等、旧山古志村の闘牛場での角突き観戦と
どれくらい設備・様子が異なるのか、それらを見極めるために
下見を決行した。

駐車場は明日は有料(1000円/1台)。
どれほどのスペースがあるかと思ったが、かつての
市営スキー場の駐車場を使う模様。一番上の駐車場だけが、
地面の亀裂で大きな被害があり柵で立ち入りも制限されていたが、
それより下の駐車場はほぼ通常通り駐車可能の様子。

とは言え、きょうは車両の立ち入りは出来ないので、
下のバスの回転場に車を置き、娘と2人ずんずん歩いてのぼる。

日陰には残雪も残り、風がほどほどに心地良いが、日差しは
さすが5月だけあって、紫外線をビリビリ感じる
(ような気が)する。

娘は、何しに来たかはわかっていないが、近頃ブームの
石拾いがたまらないらしく、駐車場や道に落ちている砂利を
見つけては小さな手に持ちきれないほど握りしめている。


下の駐車場から、上の駐車場を見上げる。
水銀灯のポールが傾き、盛り土の各所に亀裂が入っていて、
地盤が弱っているのがわかる。土砂降りだと危険かも。


駐車場で「本当にここで角突きあるのかよ?」と思っていたら
「闘牛会場」を示す看板を発見。

案内標識が小さいが、それを頼りにのぼっていく。


先ほど下から見上げた駐車場のわきに回り込むと、
側面が崩壊している。もちろん手前の砂利の部分は
以前はアスファルトの道路があったところ。

今はようやく車一台が通れる鉄板が敷いてあるのみ。
よく工事現場で重機が通るところに敷いてあるものだ。

長岡市、本当にこれで安全なのか?と、ちょっと
つっこみたくなる。が、地震の被害の本当のすごさを
見てもらうためなのかもしれないとも思った。


一番上の駐車場から、スキー場ロッジへ続く道は
完全に封鎖されている。


柵の向こうには、生々しい地震の傷跡があった。
もはや道ではなく、崖だ。
地震により大地が動いた、その激しさを物語っている。


一番上の駐車場の亀裂。崩落している。


立ち入り禁止区域の亀裂の深さは数十cm。
その奥に闘牛場に続く道が。


闘牛場に続く砂利道を歩く。
当日はこの砂利道は一般の人は通行できないと思われる。
一般の人が歩くのはこの上にあるアスファルトで
舗装された道だろう。たぶん。

木々の間に打たれた太い杭は、牛を繋ぎ止めておくための
ものだと思われる。牛たちの控えの場所。

娘は石を拾い放題。…って、それは砂利道だから。





観戦する客席と闘牛場の間には、車一台が通れるくらいの
間がある。安全を確保するためか。牛が万一柵を飛び出しても
いきなり客席に飛び込まないようにか。

闘牛場の牛の入り口は1カ所。山古志村内の闘牛場は
こちらと向こうに2カ所あったが。安全への配慮と、
スペースの都合によるものか。

現地では、準備をする人達が、「日本財団」の名前の入った
テントを立てていた。本部席となるのか?
地元のテレビ局のカメラが二組ほど取材に来ていた。
(さっきの夕方のニュースで流れていた)

闘牛場の柵は鉄の杭に10mmほどのワイヤーが4本。
銀色に光りまぶしい。これだけ頑丈なら、牛も飛び出せまい。

…それがそうでもないのですよ。なんたって、牛も1tほど。
思いっきり当たってくれば、そりゃぁ、ぐらつくことだって
あり得ます。

牛だって、痛いもんは痛いってことです。逃げる時は、
そりゃぁ必死ですから。


さて、肝心の客席は、草が生えているが、乾いた芝生ではなく、
歩くと土が着くような場所。敷物はウレタンマットなど
分厚いものが良いか。

山古志の常設の闘牛場との決定的な違いは、日陰が無いところ。
山古志の闘牛場は杉木立の中にあるので、日陰が出来、
日差しをある程度防ぐことが出来た。明日の必需品は帽子。

また、客席は枡席ではないが、通路と座って良い場所が
黄色と黒の虎ロープで仕切られている。


角突きはいつも牛のよだれと鼻息と泥が飛んできそうな、
土俵際で観戦すると決めていたが、明日はきちんきちんと
ロープの枠内で見ないといけないのだろうか。

さすが長岡市となっただけある。これまで山古志の闘牛場に
あったアバウトな空気がないのはちょっと淋しい。
キチン、キチン型の安全が徹底的に管理された角突きは
やや物足りない。多少は危ないかもだけど、よりリアルな
牛の迫力を体感できるところが、山古志の牛の角突きの
醍醐味だというのに。

と言っていてもしょうがないので、明日の角突きを実際に
見てからまたリポートを書いてみようと思う。


振り返ると、そこは羊・山羊のたわむれるファミリーランドである。
子ども連れでも大丈夫。充分楽しめそう。



帰り道、隣接する市営牧場で牛とたわむれる娘。
「牛さーん、こっちにおいでよー」と娘。
「いや、柵があるがらすけ、おめぇそんげんこと言ったたって
いかんねーこてさぁ」と牛。
(いや、柵があるんだから、君がそんなこと言っても
行けないですよ)


「こっちにおいでよー」と言ってみたが、牛が動いて
近寄ってくると、ビビって猛ダッシュで逃げる娘。


「でぇでぇ、おれも撮ってくれいしー」
(どれどれ、ぼくも撮ってくれよ)

「おらったも、牛んがぁらろうもなぁ」
(ぼくらも、牛なんだけどもね)


帰り道に寄った悠久山公園では、まだお花見が楽しめる。
ソメイヨシノは終わったが、八重桜がご覧の通りの満開。

---
ガンバロウ長岡!!!
 ガンバロウ角突き!!!
by 川上

いよいよ明日「牛の角突き」

2005-05-03 07:38:54 | 育英センター情報

明日5/4はいよいよ牛の角突き。
「角突き」を検索してこのブログへ入ってこられる方も
いらっしゃるので、明日の角突きについて、すこしばかり
情報をお知らせします。

----------------------------------------------



----------------------------------------------

以下、チケットを買うともらえる
「会場&駐車場案内図」より、抜粋。

【駐車場を利用する方へ】
■駐車場を利用するには、チケットが必要
(1台1,000円、前売制)

■駐車場は
 ・長岡市役所前駐車場
 ・東山ファミリーランドの2カ所
 (いずれも有料)

■市役所前駐車場からは、角突き会場まで
無料シャトルバスを運行※。

【公共交通機関(長岡駅)を利用する方へ】
■当日は長岡駅東口から「角突き」会場まで、
無料シャトルバス※を運行。観覧チケットが乗車券を
兼ねるので、係員に提示のこと。

※運行時間
 行き:11:00~13:30
 帰り:14:00~16:30(15分間隔)

●当日、チケットを忘れた場合は入場できません。




---
予定では、きょう現地を見に行ってきます。
詳しいリポートはまた本日夕方。

ちなみに、川上おすすめの持っていくと便利なグッズは、
・敷物
・座布団
(または折りたたみ椅子)
・長靴
(or汚れてもいい運動靴:足場のぬかるみ具合による)
・カメラ

---
ガンバロウ長岡!!!
 ガンバロウ角突き!!!
by 川上