重粒子線治療患者の生きた証し by imas

前立腺ガン患者の平凡な日々を綴ります

ホウ素中性子補足療法

2011-11-23 20:30:53 | 日記
放射線 がんだけ破壊

正月より始めた新聞の切り抜きも、11ケ月経ちます。

飽きっぽい性格ですから、途中で放り投げる事になるのではないかと思っていましたが、

よく続いています。(自分でも感心しています。)

これからも、トピックスで掲示します。


11月20日(日)の読売新聞より



がん細胞にホウ素という物質を取り込ませて、中性子線を照射します。

すると、ホウ素と中性子が反応してアルファ線という放射線が出ます。

アルファ線は細胞を殺す強い働きがあり、飛距離は、細胞1個以下と短いので、

周りの正常細胞に影響を与えず、そのがん細胞だけを殺します。

他の放射線治療は、がん組織を全体に治療効果のある放射線をあてる為、

がん細胞周辺の正常細胞も傷つくが、ホウ素中性子療法は、原理的には、がん細胞だけを

選択的に殺して、正常細胞をほとんど傷つけない画期的な治療と言えます。

一般的に、がん細胞は増殖力が強い為、正常細胞よりもホウ素化合物を多く取り込みます。

その性質を利用し、アミノ酸とホウ素の化合物を点滴します。

しかし、がんによってはホウ素化合物が十分集まらず、医療できない場合あります。

そこで、がん細胞に効率的にホウ素を集積させる研究が進めらています。

細胞単位で効くため、形がはっきりしない浸潤性や多発性のがん治療に向くが、

中性子が入る深さが体表から7センチ程度なので、深い部分のがんには向きません。

脳腫瘍や頭頚がん、皮膚がん、肺がんなどが臨床研究で効果が示されています。

中性子の発生源は、これまで原子炉だけで、原子炉に代わる中性子源として

小型加速器の開発も進んでいます。加速器は、陽子や電子などの粒子を加速して

飛ばす装置、円形や直線の加速器で作った陽子線を、ベリリウムやリチウムなどの

金属に当てた時に生じる中性子線を利用します。加速器は原子炉よりも操作が簡単、

病院の建物にも設置できます。

京大原子炉実験所では、来年度には臨床研究を始める予定です。

以上が記事の抜粋です。


益々、がん治療は切らずに治す「放射線治療」に進んでいきます。

政府は震災からの復興を後押しするために、福島県を最先端の医療拠点にして、がんの新しい

治療研究などを進める方針です。


本日のおまけ

草津旅行の家内のお土産です。



湯葉こんにゃく・野沢菜漬け



何故か正田醤油のソースの焼きそば・下仁田ねぎのポテトチップス・しょうが茶

これほどの種類のお土産は結婚して初めてです。有難うございます。