重粒子線治療患者の生きた証し by imas

前立腺ガン患者の平凡な日々を綴ります

26回目の誕生日

2011-11-29 22:55:01 | 日記
息子へ

昭和60年11月29日午前5時12分にこの世に生を受けました。

風の強い日でした。産声を聞いて、「五体満足ですか?」と尋ねた事を今でも記憶しています。

哺乳瓶1本のミルクでは足らず、もう1本を作った事を今でも憶えています。

焼きそばを食べながら寝てしまった事を覚えていますか?

そーと片付けようとすると、目を覚まし、また寝る、そのしぐさが可笑しくて、何度も繰り返しました。

妹の面倒をよくみてくれましたね。

背中で寝てしましった妹を、おんぶして帰ってきてくれましたね。

映画館で、妹がいなくなってしまったと、泣きながら帰ってきた事、懐かしい思い出ですね。


社会人4年目は試練の年ですね。

しかし、「超えられない試練を天は与えない。」震災後によく聞いた言葉です。

苦難は生きているからこそ感じるものです。生きている事を感じて下さい。

生かされていると思って下さい。

苦難を乗り越えて一皮むけ、一回り大きくなって下さい。

やさしさを持ち続け、強い信念を持って、前を向いて歩んでいって下さい。

絆 今年はよく聞きました、家族の絆を忘れないでください。


故郷の写真を贈ります。