飲水思原と三ずの教え・・・
おはようございます。
文章を間違わず書き写すのは・・・「目が・ ・・コリます」。 直感型の私には苦手なものです。
「金峯山時報」の、蔵王清風より。
「・・・社長様が創業精神としてお話しされた中で、 特に印象に残ったことが二つありました。一つ目は 「飲水思原」という四字熟語です。
中国の故事成語の一つらしいのですが、「いんすいしげん」 と読むそうです。
「水を飲みて源を思う」 「水を飲む者は、その源に思いを致せ」 つまりは、「物事の基本を忘れずに大切にするべきである」 「他人から受けた恩を忘れてはいけない」
そういった意味の戒めの言葉とのことです。
・・・自分なりに、少し調べてみました。「 井戸の水を飲む際には、井戸を掘った人の苦労を思え」と、 このように説明がなされている場合もありました。
水は生命の維持には欠くことの出来ない大切なものです。・・・ 中略・・・この「飲水思原」の精神を心掛けることによって、 社会の幸福へとつながっていくのだと思うのです。
もう一つ印象に残ったのが 「三ず(かたよらず・こだわらず・とらわれず)の精神」 のお話しでした。
一般的には、人は皆、大なり小なり、かたよっているし、 こだわっているし、とらわれているし、そんなものだと思います。
これは自分の勝手な解釈ですが、かたより加減、こだわり加減、 とらわれ加減、この加減が重要なのだと思うのです。 この加減に気を付けること。
すなわち、常にそのような意識を持つように心掛けること。 このような日々の積み重ねこそが、ある時は、 なにものにも屈しない強固な意志を構築し、またある時は、
その場に応じて変幻自在に対応できる柔軟さを調え、人として、 よりよく生きるための大きな推進力を生み出すのだと思うのです。
「実修実験」 この修験道精神によって、まずは行動です。(永)
・・・筆者追記・・・金峯山時報は、巻末の蔵王清風が、 比叡山時報は、巻頭の文章が・・・一番参考になります。
成田山の 「智光」 も、巻頭の文章が一番参考になります。
目立たない所に智慧あり。
・・・ここ三十年くらい、日本で変わったことがあるとしたら、
薬局が減りました。大型スーパーにドラッグコーナーが併設されたり、大手ドラッグストア (食品や飲料その他雑貨もある) が激増して、「薬専門」の薬局が減った。
酒屋も・・・ほぼ見なくなりました。酒、今ではスーパーやコンビニでも売っている。
タバコ屋も見なくなりました。タバコも同じくスーパーやコンビニで売っています。
政治が絡むと、結局、「小は大に飲まれ淘汰されていく」ことになるのですかね。
以前、NHKの特集番組だったかな? アメリカのロックフェラーの特集をやっていて、
次々とライバル社を飲み込んでいくロックフェラーの手法は、「アナコンダ」と表現されていました。
今の日本も、ロックフェラーほどではないですが、似たような感じです。
こういったところも、人と人とのつながりが薄くなってきた原因かも知れません。
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